
3分でわかるハッカーとクラッカーの違い!言葉の意味や行っていること・所属している組織などを雑学好きライターが詳しくわかりやすく解説
今回はそんな日本のネットワークにも欠かせない、高度なスキルの持ち主の違いを定義から確認しつつ、雑学好きライターの熊家と一緒に解説していきます。
- ざっくりハッカーとクラッカーの違いは?
- ハッカー:ネットワークやコンピュータに精通している人
- クラッカー:ネットワークやコンピュータを悪用するコンピュータ犯罪者
- 特徴1:言葉の意味は?
- ハッカー:「hack」に由来
- クラッカー:「cracking」に由来
- 特徴2:行っていることは?
- ハッカー:高度なスキルの世の中のために使う
- クラッカー:破壊や盗用など悪質な行為をする
- 特徴3:どのようなチームや組織に所属しているのか?
- ハッカー:企業や個人
- クラッカー:テロ集団や個人
- ホワイトハット・ブラックハットとは?
- 区別するための呼び方
- ハッカーとブラックハッカーの違いは「善意か悪意か」
この記事の目次

ライター/熊家
現在ライターとして、さまざまな分野で活動している。文学や歴史などのジャンルが得意で、これまで多くの記事を執筆してきた。この経験を生かし文学や歴史、雑学などの知識を分かりやすく解説していく。
ざっくりハッカーとクラッカーの違いは?

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ハッカーと聞くと、犯罪者という印象を持つ人は多いかもしれません。しかし、クラッカーと聞いても、実態が分からないでしょう。はじめに、ざっくりとハッカーとクラッカーの違いをご紹介します。コンピュータ関連に興味のある方は必見です。
ハッカー:ネットワークやコンピュータに精通している人
ニュースや新聞などで「ハッカー」という言葉を、見たり聞いたりする機会が増えたのではないでしょうか。しかし、ハッカーは「ハッキングする悪い人」という印象を持っている人が多い傾向にあります。
実際は、ネットワークやコンピュータに精通している人のことです。最近では「悪事を働く人」という意味合いで使われますが、必ずしもそうではありません。
クラッカー:ネットワークやコンピュータを悪用するコンピュータ犯罪者
ハッキングスキルを悪事に利用する行為は「クラッキング」です。そして、そのような人たちを「クラッカー(Cracker)」と呼びます。つまり、クラッカーはネットワークやコンピュータを悪用する、コンピュータ犯罪者のことです。
近年ハッカーという名称が、コンピュータ犯罪者のイメージとなりつつあります。このイメージから、ハッカーとクラッカーを混同させないために、クラッカーという呼称がつくられました。
特徴1:言葉の意味は?

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ハッカーとクラッカーという言葉は対義語ですが、言葉の意味にどのような違いがあるのでしょうか。由来は何か、言葉の背景は何かなどが気になりますね。この章では、ハッカー・クラッカーの言葉の意味についてご紹介します。
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