
「足を向けて寝られない」の対義語は?
「足を向けて寝られない」の対義語は「後足で砂をかける」が挙げられます。
「後足で砂をかける」:恩を受けた人を裏切ること
「後足で砂をかける」は恩を受けた相手を裏切り、迷惑をかけることを意味する慣用句です。馬や犬といった動物が後ろ足(後足)で砂を勢いよく蹴り上げて走り去ってしまう様子が由来であり、「砂をかける」が迷惑をかける・損害を与えることの比喩表現となっています。
「足を向けて寝られない」と言われた時の返し方は?

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ここまで「足を向けて寝られない」について学んできましたが、反対に相手から言われた際にはどのように返すべきでしょうか?
過剰な謙遜は失礼にあたる?
日本では昔から謙遜することが美徳とされているため、人から感謝されたり、褒められた際に過剰に謙遜してしまう人が多いのではないでしょうか?しかし、過剰な謙遜は相手の言葉を否定することにもなります。せっかく気持ちを伝えたのに全否定されれば、相手は不快な思いをするかもしれません。
そのため「足を向けて寝られない」と相手から言われた際には、過剰に謙遜するだけでなく、相手の言葉に対する感謝を伝えましょう。謙遜しつつも相手の言葉を受け入れていることを伝えることが大切です。
「足を向けて寝られない」を使いこなそう
この記事では「足を向けて寝られない」の意味・使い方・類語などを説明しました。解説で述べた通り「足を向けて寝られない」は相手への感謝とともに粗略にできないと感じている気持ちを表しており、感謝を示す言葉の中でも畏まった表現です。
感謝を示す言葉は今回例に挙げたもの以外にもたくさんあります。他の言葉との意味やニュアンスの違いを理解して「足を向けて寝られない」を使いこなしましょう。