違いその3:生い立ちが異なる
最後にかた焼きそばと皿うどんの生い立ちについて。もちろん両者は料理名が異なることからその生い立ちも異なります。まず皿うどんについてですが、皿うどんは長崎県の郷土料理で、ちゃんぽんと呼ばれる料理を出前に出すために現在の姿の料理になったそう。一方で、かた焼きそばはもともとは中華料理の一つで、中国では「炒麺(チャーメン)」とも呼ばれる料理だそうです。
かた焼きそばは中華料理!
繰り返しになりますが、かた焼きそばは中華料理の一つ。中国では「炒麺(チャーメン)」として総称されており、炒麺は日本における焼きそばとかた焼きそばの2つに大別されます。また今の形のかた焼きそばになったのはアメリカが起源とされており、アメリカで中華料理ブームが起きたことで現在のあんかけ焼きそば浸透していったそうです。
皿うどんは長崎発祥の料理!
一方皿うどんは長崎発祥の料理。ちゃんぽんと呼ばれる、麺・肉・スープを炒めたものをスープで煮込んだ料理がその起源で、ちゃんぽんを出前として出す際にスープを少なくして提供されたのが始まりだそう。そのため、最初は揚げ麺ではなかったそうですが徐々に揚げ麺になって浸透していったそうです。
似たような料理「ちゃんぽん」「あんかけ焼きそば」との違いは?
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上でも少し触れましたが、かた焼きそばと皿うどんと似た料理として挙げられるのが「ちゃんぽん」や「あんかけ焼きそば」。みなさんはこれらの料理の区別ができていますでしょうか。以下よりちゃんぽんとあんかけ焼きそばについて解説していきます。
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