その4:尿素×医療
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<BUN/Blood Urea Nitorogen:血清尿素窒素>
BUNは血液検査の項目のひとつ。主に腎臓の機能の指標です。尿素は腎臓ではどのような扱いであったかとかというと、「体の中でほぼ要らないものとみなされ体外へ排泄」でした。そのため、血液検査でBUNが高い数値を示すと、分別機が壊れており体内に残ってしまっていると判断されるため、腎機能の低下を疑います。
では低値の場合はどのようなことを疑うのか考えてみましょう。
尿素はアンモニアを解毒化した老廃物でしたので、一定数体内にないと生産工場がおかしいということを疑います。したがって、尿素を作り出している肝機能の低下を示すと考えるのが一般的な考え方ではないでしょうか。
体の中だけにとどまらず多彩な活躍を実はしていた
学校の教科書ではどのような反応をするのか、どうやって作られるのか、特徴は何かなどといったことがらを覚えることに集中しがちです。一歩視野を広げてみましょう!どこかでお世話になっていることがわかり、興味をもってもっと調べたり、勉強に励むことができたりします。
今回紹介した尿素という物質は体の中の臓器の働きを、さらには農業との関係まで教えてくれました。この記事を読んでくださったあなたはどこの部分がおもしろかったですか?自分の体の中にあるだけではなく、農業で、スポーツで、医療で役立っているとわかると、身近に感じられますよね。
最後まで読んでくださったそこのあなた!体内で実は毎日作られていただなんて・・・ということをお手洗いに行くたびに思い出す呪いをかけました!
ぜひ勉強に疲れたときには寄り道して調べてみてください。たくさん培った知識が、モコモコとつながっていって「そういうことだったのか!」「経験していて、調べてみてよかった!」という体験のきっかけになりましたら幸いです。
イラスト使用元:photo AC