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オスからメスに変わる?!雄性先熟ってなんだ?性転換の理由について獣医学部卒ライターがわかりやすく解説!

一夫多妻制をとる生き物に多い

雌性先熟では、一夫多妻制をとる生き物で見られます。一夫多妻制とは1匹のオスが縄張りをもち、複数のメスと繁殖を行う方法です。

縄張りが広ければ広いほど繁殖相手や食料を多く得られるため、オスは縄張りを巡って激しく争います。しかし、身体の小さいオスは争いに勝てずに、縄張りを持てません。そのため、身体が小さいうちはメスとして繁殖を行い、縄張りをもてるくらいの大きさになったらオスに性転換をするのです。

ベラ科、ブダイ科、ハタ科、モンガラカワハギ科、ハゼ科などのサンゴ礁に暮らす魚で多く見られます。

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性転換する生き物では圧倒的に雌性先熟の方が多いぞ。

image by Study-Z編集部

魚たちが雄性先熟や雌性先熟といった性転換をする理由は、自分の身体の大きさや繁殖方法に応じて、子孫を効率よく残していくためだったんですね。両者とも、身体の小さいうちでも自分の子孫を残せるように、オスもしくはメスでいたのです。そして成長して身体が大きくなれば、さらに効率よく子孫を残せる性別になるんですね。

海の生物が性転換する理由は生存競争が激しいため!

image by iStockphoto

陸上生活する哺乳類の中には性転換をする生き物はいません。それなのに、海には性転換をする生き物が250種類以上も存在しています。どうして海にはこんなにおおくの性転換する生き物が暮らしているのでしょうか?

それはおそらく海の生存競争が激しいためだと考えられています。海は生命の源です。私たちの祖先も何億年も前に海から生まれました。海では今日も生き物が誕生しており、海は生き物の多様性に富んだ環境といえます。

しかし海の生物たちにとっては、ライバルが増えること。そのため、自分たちの種を受け継いでいくためにはより多くの子孫を産み、残していかなければなりません。子どもの数を増やす手段として魚たちは性転換を行っているのです。

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