理科環境と生物の反応生き物・植物生物細胞・生殖・遺伝

孔辺細胞って何?気孔の役割や特徴と仕組みについても現役理系学生がわかりやすく解説

よぉ、桜木建二だ。みんなは「孔辺細胞」はどういう細胞のことかわかるか?孔辺細胞は植物に存在する気孔を形成する細胞だが、植物の生存には必要不可欠な存在なのだ。そんな孔辺細胞と気孔の役割や特徴、仕組みについて、生物に詳しいライターききと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/きき

大学生の頃は農学部に所属し植物のことを勉強した。現在は大学院に進学し植物のことを研究中。生物や植物の面白さを伝えられるライターを目指している。

孔辺細胞とは?

image by iStockphoto

孔辺細胞(こうへんさいぼう)とは、植物の葉や茎の表皮に多く存在する気孔を構成している細胞のことです。植物によっては孔辺細胞の周辺にいくつかの助細胞が存在するものもあり、それも含めて気孔と呼ばれることもあります。孔辺細胞は、半月形の細胞が2個で1対になっており、気孔は、この1対の孔辺細胞間の中心にある孔の大きさを調節されることで開閉するのです。気孔は通気孔のような役割を担っており、開閉することで、植物体内と大気間のガス交換や水蒸気の放出が行われます。ほとんどの植物は気孔を持っており、生存には欠かせません。

no-img2″>
 <figcaption class=桜木建二

植物は約4億年前に陸上に進出したそうだが、それは表皮を保護するクチクラ層とガス交換などを行う気孔があったからこそ実現されたことらしいぞ。

唯一、気孔が存在しない植物はアンデス高地で発見された原始的なシダの仲間であるミズニラ科だ。気孔がない代わりに根からCO2を吸収するそうだ。

気孔は何のためにあるの?役割を解説

孔辺細胞は気孔を構成している細胞であることを学びましたが、そんな気孔にはどのような役割があるのでしょうか。いずれも植物が生きていく上では欠かせない反応なので、しっかり頭に入れておきましょう。

\次のページで「1 光合成」を解説!/

次のページを読む
1 2 3 4
Share: