

ライター/きき
大学生の頃は農学部に所属し植物のことを勉強した。現在は大学院に進学し植物のことを研究中。生物や植物の面白さを伝えられるライターを目指している。
孔辺細胞とは?

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孔辺細胞(こうへんさいぼう)とは、植物の葉や茎の表皮に多く存在する気孔を構成している細胞のことです。植物によっては孔辺細胞の周辺にいくつかの助細胞が存在するものもあり、それも含めて気孔と呼ばれることもあります。孔辺細胞は、半月形の細胞が2個で1対になっており、気孔は、この1対の孔辺細胞間の中心にある孔の大きさを調節されることで開閉するのです。気孔は通気孔のような役割を担っており、開閉することで、植物体内と大気間のガス交換や水蒸気の放出が行われます。ほとんどの植物は気孔を持っており、生存には欠かせません。
気孔は何のためにあるの?役割を解説
孔辺細胞は気孔を構成している細胞であることを学びましたが、そんな気孔にはどのような役割があるのでしょうか。いずれも植物が生きていく上では欠かせない反応なので、しっかり頭に入れておきましょう。
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