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退化ってなんだ?人間にも退化の名残りがある?!進化との違いについても獣医学部卒ライターが解説!

よぉ、桜木健二だ。今回は「退化」をキーワードに学んでいこう。退化とは、身体の不要な器官が消失していくこと。退化といっても、何万年という時間をかけて退化するものもあれば、数日ほどの短い期間に退化するものまであり、その定義の幅は広い。また、単に不要な部位がなくなるだけではなく、生物本来の限られたエネルギーを効率よく使うためにも行われている。一見、進化と退化は対義語のようにも思えるが、実は表裏一体の関係性なんだ。今回はそんな、退化の詳しいしくみや、私たち人間における退化の名残りについて学生時代、獣医学部で動物のことを勉強していたライターみんちが解説していこう。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

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ライター/みんち

学生時代、獣医学部で動物の知識を学んだ。趣味は動物園巡り。ライターとして、初心者にもわかりやすく、質のある情報を提供できるよう、日々奮闘中。

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退化とは特定の器官が縮小・消失すること!

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退化とは特定の器官や組織、あるいは性質などが縮小したり消失したりすること。長い歴史の中で退化したものもあれば、一個体の中で完結する退化もあるんですよ。まずはその2つの例をみていきましょう。

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進化の過程での退化

進化の歴史の中で、長い時間をかけて身体の一部を退化させた例として爬虫類がいます。彼らの祖先は水中でエラを使って呼吸をしていましたが、陸上での生活に適応するためにエラを退化させ、肺で呼吸をするようになりました

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個体発生における退化

一方、オタマジャクシがカエルになるとき尾がなくなりますよね。この場合は、個体の発生過程での退化といえます。

このように一概に「退化」といっても、その規模は大きさはケースによってまるで違うんですね。何千年、何万年の時間をかけて退化するものもあれば、個体の成長に伴い、1、2週間程度で退化する場合もあります

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不要なだけじゃない!退化が起きる理由とは?

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退化が起きる理由として、特定の身体の部位がその生物にとって生きる上で不要だったためという理由は多くあります。しかし、本当はそれだけじゃないんですよ。もっと深堀りしてみていきましょう。

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効率よくエネルギーを使うため

退化の理由として効率よくエネルギーを使うためというものがあります。生物は、身体を維持するためにエネルギーが必要です。例えば人は、何もしなくてもお腹がすきますよね。つまり、不要な器官をもっていると、その分エネルギーがかかってしまうんですね。そのため不要な身体の部位にエネルギーをかけるなら、いっそ退化させた方がエネルギーを節約できるんです。

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