「鼻を突く」の使い方・例文
「鼻を突く」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.鼻を突く臭いが部屋に充満していた。
2.冷蔵庫の中の肉を取り出してみると、腐っていて、つんと鼻を突く臭いがした。
3.線香を焚くと、強い匂いが鼻を突くので苦手だ。
「鼻を突く」は例文のように、主に強い臭いで鼻が刺激されることを表して使われている言葉です。腐臭など悪臭で使われることが多いですが、線香などの強い匂いに対しても使われる場合があります。こうした点にも注意して、「鼻を突く」を実際に自身でも使用することができるようにしていきましょう。
また「鼻を突く」は他に主人から勘当されるという意味もありますが、こちらは非常に古い表現のため、現在は基本的に使われていません。古い書籍に登場した際は、どちらの意味で使われているのか、文脈に注意し読み取っていきましょう。正しい用法を確認し、誤用しないようにしていきましょう。
「鼻を突く」の類義語は?違いは?
image by iStockphoto
続いて「鼻を突く」の類義語・違いについて確認していきましょう。「鼻を突く」の類義語をいくつかピックアップしました。関連するよく似た表現との違いを確認することで、「鼻を突く」という言葉の機能をより深く理解することができます。
その1「突鼻(とつび)」
「突鼻」は主人から咎めを受けること・勘当されること、またそのような失敗をすることを意味する言葉です。こちらは「鼻を突く」の主人から勘当されるという意味と似た意味をもった類義語となっています。こちらは強い臭いに鼻を刺激されるという意味はない点など、違いがあるため注意しましょう。
\次のページで「その2「鼻を打つ」」を解説!/