今回は「米粉 上新粉」の違いについて解説していきます。小麦粉の代用として用いられたり、和菓子作りなどで使用されることの多い米粉と上新粉ですが、みんなはその違いは知っているか。結論を言うと、上新粉は米粉の中でもうるち米と呼ばれるお米を粉状にしたものなんです。この記事ではそんな米粉と上新粉の違い加え、「もち粉」や「白玉粉」との違いについてを雑学大好き現役大学生ライターmmQnと一緒に解説していきます。

ライター/mmQn

雑学大好きの現役大学生mmQn。普段から料理をするのが大好きで、食に関する雑学は得意分野。料理経験も活かしわかりやすく解説する。

まずは米粉と上新粉の定義を辞書で確認しよう!

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お菓子作りやパン作りなどで使用されているイメージを持つ方も多い米粉と上新粉。みなさんは両者の違いをきちんと把握していますでしょうか。まずはそれぞれの定義を辞書で確認していきましょう。

1.米粉:米を粉末にしたもの

まず米粉についてですが、米粉は辞書では以下のように定義されるもので「米を粉末にしたもの」になります。

米を粉末にしたもの。こめのこ。

(出典:デジタル大辞泉(小学館)「こめこ【米粉】」)

2.上新粉:うるち米を粉末にしたもの

一方で上新粉は、お米の中でもうるち米と呼ばれる種類のお米を粉末にしたものになります。定義にもある通り、和菓子をはじめとしたお菓子づくりで使用されることの多い粉です。

うるち米を原料にした上質の粉。和菓子や蒸し菓子の材料。

(出典:デジタル大辞泉(小学館)「じょうしんこ【上新粉】」)

\次のページで「上新粉は米粉の一種!米粉はさまざまな種類が存在する」を解説!/

上新粉は米粉の一種!米粉はさまざまな種類が存在する

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上記した通り、米粉も上新粉もお米を粉末状にしたもの。つまり上新粉は米粉の一種で、米粉にはその他にもさまざまな種類が存在します。

上新粉の原料はうるち米

繰り返しになりますが、上新粉の原料は「うるち米」。うるち米とは、一般的なお米として知られる品種で、有名な銘柄で言えば「あきたこまち」や「コシヒカリ」にあたります。他の米粉と比較して、粘り気が少なく、コシ・歯ごたえがあるのが上新粉の特徴です。

「白玉粉」「もち粉」も米粉に部類される粉

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米粉に部類される粉は上新粉以外にもさまざまなで、「白玉粉」「もち粉」などがその代表例です。以下より白玉粉ともち粉について、また上新粉との違いについてを解説していきます。

白玉粉は米粉の中でも高級粉

まず白玉粉についてですが、白玉粉は米粉の中でも高級粉として知られる米粉です。上記した上新粉とは異なり、もち米を使用しており粘り気がありもちもちとした食感をしているのが特徴になります。

もち粉の特徴はきめ細かさ

もち粉も白玉粉と同様にもち米を原料とする米粉で、きめの細かさが大きな特徴になります。では白玉粉と何が違うのか。と言いますと、その相違点は製造工程です。もち粉は水洗いしたもち米を粉末状にするのに対し、白玉粉は水洗いした後で石臼で水ごとすり潰し、その沈殿物を乾燥させたものになります。

\次のページで「上新粉・白玉粉・もち粉は代用しあえる?」を解説!/

上新粉・白玉粉・もち粉は代用しあえる?

上新粉・白玉粉・もち粉は全て米粉に部類されますが、これらは代用することが可能なのか。それともできないのか。以下より解説していきます。

代用は可能だができれば控えたい

結論から言うと、代用は可能ではあるもののできれば控えるのがベスト。というのも、それぞれで仕上がりの食感に特徴があり、代用すると異なった食感の食べものになる可能性があるからです。例を挙げると、もち米を原料とする白玉粉の代用としてうるち米を原料とする上新粉を使用してしまうと、理想のものよりももちもち食感が軽減してしまう恐れがあります。なのでなるべくレシピ・作り方通りの米粉を使用するのがおすすめです。

米粉はパン作りでも使用される!米粉のさまざまな活用方法とは

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だんごやういろう、大福など和菓子を作る際に使用されることの多い米粉ですが、その活用方法はさまざまです。よく知られる活用法の1つとしてはパン作りで、小麦粉を使用したパンよりももちっとした食感が味わえます。また他にもケーキやクッキーなどの洋菓子類を作る際や、天ぷら粉の代用品として使用するのもおすすめです。

米粉と小麦粉は何が違う?ダイエット効果はある?

小麦粉の代用品として用いられることの多い米粉ですが、果たして小麦粉との違いはなんなのか。解説すると、まず両者の大きな相違点は「グルテンの含有」で、小麦粉は水と混ぜることでグルテンが作られますが、米粉はグルテンを含みません。また両者は仕上がりの食感も異なり、小麦粉はふんわりとした軽い食感である一方で米粉はもちっとした仕上がりになるのが特徴です。

\次のページで「米粉を使用して料理に挑戦してみよう!」を解説!/

米粉を使用して料理に挑戦してみよう!

この記事では米粉と上新粉の違いについて解説してきました。おさらいすると上新粉は米粉に部類される粉で、米粉の中でもうるち米を使用しているのが特徴です。上記したように米粉といってもその種類はさまざまで、上新粉や団子粉、もち粉などその用途によって使い分けられています。そんな米粉は、天ぷらの衣であったり洋菓子作りなどの代用品としても用いることができるのでおすすめ。ぜひこの機会に、米粉を使用した料理に挑戦するのはいかがでしょうか。

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雑学食べ物・飲み物

3分でわかる米粉と上新粉の違い!小麦粉の代用で使える?白玉粉やもち粉との違いも合わせて雑学大好き現役大学生がわかりやすく解説

今回は「米粉 上新粉」の違いについて解説していきます。小麦粉の代用として用いられたり、和菓子作りなどで使用されることの多い米粉と上新粉ですが、みんなはその違いは知っているか。結論を言うと、上新粉は米粉の中でもうるち米と呼ばれるお米を粉状にしたものなんです。この記事ではそんな米粉と上新粉の違い加え、「もち粉」や「白玉粉」との違いについてを雑学大好き現役大学生ライターmmQnと一緒に解説していきます。

ライター/mmQn

雑学大好きの現役大学生mmQn。普段から料理をするのが大好きで、食に関する雑学は得意分野。料理経験も活かしわかりやすく解説する。

まずは米粉と上新粉の定義を辞書で確認しよう!

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お菓子作りやパン作りなどで使用されているイメージを持つ方も多い米粉と上新粉。みなさんは両者の違いをきちんと把握していますでしょうか。まずはそれぞれの定義を辞書で確認していきましょう。

1.米粉:米を粉末にしたもの

まず米粉についてですが、米粉は辞書では以下のように定義されるもので「米を粉末にしたもの」になります。

米を粉末にしたもの。こめのこ。

(出典:デジタル大辞泉(小学館)「こめこ【米粉】」)

2.上新粉:うるち米を粉末にしたもの

一方で上新粉は、お米の中でもうるち米と呼ばれる種類のお米を粉末にしたものになります。定義にもある通り、和菓子をはじめとしたお菓子づくりで使用されることの多い粉です。

うるち米を原料にした上質の粉。和菓子や蒸し菓子の材料。

(出典:デジタル大辞泉(小学館)「じょうしんこ【上新粉】」)

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