
今回はそんな世界史に欠かせない記号の違いを、定義から確認しつつ、雑学好きライター熊家と一緒に解説していきます。

ライター/熊家
現在ライターとして、さまざまな分野で活動している。文学や歴史などのジャンルが得意で、これまで多くの記事を執筆してきた。この経験を生かし文学や歴史、雑学などの知識を分かりやすく解説していく。
ざっくり鍵十字と卍の違いは?

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鍵十字と卍は、どのような違いがあるのでしょうか。見た目は似ていますが、意味や歴史は大きく違うはずです。はじめに、ざっくりと鍵十字と卍の違いをご紹介します。これらの記号を通して、世界で起きた歴史を知っていきましょう。
鍵十字:ナチ党のシンボル
鍵十字はナチ党のシンボルです。鍵十字はドイツ語で、「ハーケンクロイツ」と読みます。ナチスが鍵十字をシンボルにしたきっかけは、ドイツの考古学者であるハインリヒ・シュリーマンが、トロイの遺跡の中で鍵十字を発見したことです。
卍:多くの文化・宗教のシンボル
卍は世界中の文化や宗教で、シンボルとして使用されていました。宗教では、ヒンドゥー教や仏教です。他にも、アメリカの先住民族などがあげられます。日本では家紋や、漢字としても使用されていました。幸福のシンボルとして、長く使われてきた記号です。
特徴1:歴史的背景の違いは?

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鍵十字と卍の歴史的背景には、どのような違いがあるのでしょうか。由来は何か、何に使われていたのかなどが気になりますね。この章では、鍵十字と卍の歴史的背景の違いをご紹介します。世界史・日本史に興味のある方は必見です。
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