
どうして血は赤色なの?ヘモグロビンや青色の血の動物についても獣医学部卒ライターがわかりやすく解説!


解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。
ライター/みんち
学生時代、獣医学部で動物の知識を学んだ。趣味は動物園巡り。ライターとして、初心者にもわかりやすく、質のある情報を提供できるよう、日々奮闘中。
血が赤色の正体はヘモグロビンだった

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血が赤く見える正体はヘモグロビンというタンパク質が関係しています。ヘモグロビンは赤色の色素をもったタンパク質なため、赤色に見えるんですよ。このヘモグロビンは血液の主成分である赤血球に多く含まれているため、血液全体が赤く見えるんですね。ここからは赤血球やヘモグロビンの働きについて詳しくみていきましょう。

その前に血液についておさらいしよう。血液は大きく分けると血漿(液体)と血球(個体)にわけられる。血球はさらに赤血球、白血球、血小板にわけられるぞ。血球のうち、その90%以上が赤血球なんだ。
ヘモグロビンとは?
ヘモグロビンは赤色色素タンパク質とも言われており、つまり、赤色の色素をもった色素タンパク質なんです。色素タンパク質は色素を結合しているタンパク質の総称で、金属を含んでいることが多く、ヘモグロビンも鉄を含んでいます。ヘモグロビンは英語で「Hb」と略されます。
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