文化・歴史雑学

3分でわかるフロイトとユングの違い!無意識や性・リビドーに対する考えの違いなどを雑学好きライターが詳しくわかりやすく解説

よぉ、桜木建二だ。この記事ではフロイトとユングの違いについてみていくぞ。どちらも精神科医・心理学者で、現在の医療に大きな影響を与えているイメージがあるよな。違いはずばり学問の方向性のようだが、考え方によって無意識の認識・性の捉え方が違うなど調べてみるといろいろあるみたいだ。
今回はそんな心理学に欠かかせない偉人の違いを、定義から確認しつつ、雑学好きライター熊家と一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/熊家

現在ライターとして、さまざまな分野で活動している。文学や歴史などのジャンルが得意で、これまで多くの記事を執筆してきた。この経験を生かし文学や歴史、雑学などの知識を分かりやすく解説していく。

ざっくりフロイトとユングの違いは?

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フロイトとユングは、どのような違いがあるのでしょうか。見解は全く反対なのか、対立していたのかなど気になりますね。はじめにざっくりと、フロイトとユングの違いをご紹介します。心理学や世界史に興味のある方は必見です。

フロイト:オーストリアの神経病学者

フロイトは、オーストリアの神経病学者です。精神分析学者としても、知られています。心理学を学んでいる場合、一度は必ず耳にする名前です。フロイトはユングと親交がありましたが、学問的な見解のずれから次第に距離を置くようになりました。

ユング:スイスの精神科医

ユングはスイスの精神科医です。最初はフロイトと親交がありました。ヒステリー患者の治療と、無意識の解明について親しく意見を交わしていたといわれています。しかし、次第にフロイトとの理論的な差異を表に出し始めました。

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フロイトが51歳で、ユングが32歳の頃に出会っている。はじめは意気投合していたが、次第に、学問の方向性への差異があることに気づく。”人間の行動が無意識的な力によって決定される”という精神分析学的な見解が、ユングには合わなかったようだ。

特徴1:無意識に対する考え方の違いは?

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フロイトとユングの無意識に対する考え方は、どのような違いがあるのでしょうか。無意識に意味はあるのか、勝手に作り出されるものなのか、などが気になりますね。この章では、フロイトとユングの無意識に対する考え方の違いをご紹介します。

\次のページで「フロイト:三構造に分ける」を解説!/

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