この記事では「胸が晴れる」について解説する。

端的に言えば胸が晴れるの意味は「晴れ晴れとした気分になる」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

多くの学術書を読み、豊富な知識をもつハヤカワを呼んです。一緒に「胸が晴れる」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/ハヤカワ

学術書を中心に毎年100冊以上の本を読む、無類の本好き。人にさまざまな影響を与える言語、それ自体に強い興味をもち、言葉の細やかな表現にも並々ならないこだわりをもっている。

「胸が晴れる」の意味や語源・使い方まとめ

image by iStockphoto

それでは早速「胸が晴れる」の意味や語源・使い方を一覧でご紹介していきます。またその他「胸が晴れる」は分類としては日本語の慣用句であるという点も抑えておきましょう。

「胸が晴れる」の意味は?

「胸が晴れる」というキーワードを辞典・辞書・事典、ネット上の無料データベースサービス「コトバンク」で用語検索してみると、次のような記載があります。こちらの引用をまず確認していきましょう。

1.わだかまりが消え、晴れ晴れとした気持ちになる。「言いたいことを言ったので、—・れる」

出典:デジタル大辞泉(小学館)「胸が晴れる」

「胸が晴れる」は心中のわだかまりが消え、晴れ晴れとした気持ちになることを意味する言葉です。不満や不安、悩みといった問題が解消され、清々しい心地がする。「胸が晴れる」はこうした様子を表現した言葉となっています。悩みを抱えた際の、胸の苦しさが解消されるニュアンスに注意しましょう。

こちらは書籍・新聞等の文章中を中心として使用されている言葉です。非常によく似た意味を表す「心が晴れる」・「胸がすく」といった言葉とは、使用される頻度・場面に違いがあります。この機会にしっかりと「胸が晴れる」の意味・用法を覚えておき、ご自身の語彙力を高めていきましょう。

「胸が晴れる」の語源は?

次に「胸が晴れる」の語源を確認しておきましょう。残念ながら「胸が晴れる」の語源は現在明らかになっていません。「胸が晴れる」の語源は明らかになっていないと覚えておきましょう。「胸が晴れる」は悩み・心配事などから起こる、胸の内に抱えた苦しさが解消される様子を表現しています。

心配などから起こる胸の苦しさは「痞え(つかえ)」とも呼ばれており、「胸が晴れる」はこうした胸に抱えた痞えが無くなる様子を「晴れる」と表現した言葉ですね。「胸が晴れる」は古くから使われている表現ですが、現在でも書籍・新聞等の文章中を中心として時折使われている言葉です。

\次のページで「「胸が晴れる」の使い方・例文」を解説!/

「胸が晴れる」の使い方・例文

「胸が晴れる」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.心残りが解消され、胸が晴れた。
2.大学合格の通知を受け、胸が晴れる。
3.言えなかったことがようやく言えて、胸が晴れた。

「胸が晴れる」は例文のように、悩み・不満・心配事といったわだかまりが解消され、晴れ晴れとした気分になることを表す言葉です。実際に使用する際は、悩みなどが解消されて爽快な気分になったというニュアンスに注意して使用していきましょう。単にさわやかで気持ちが良いという時には使われていません。

基本的に書籍・新聞等の文章中で使用されており、口語ではあまり使用しないという点にも注意しましょう。よく似た意味をもっている「心が晴れる」・「胸がすく」とは、使用頻度に違いがあり、「胸が晴れる」は比較的使用頻度が低い印象があります。こうした点にも注意して、「胸が晴れる」を使用していきましょう。

「胸が晴れる」の類義語は?違いは?

image by iStockphoto

続いて「胸が晴れる」の類義語・違いについて確認していきましょう。「胸が晴れる」の類義語をいくつかピックアップしました。関連するよく似た表現との違いを確認することで、「胸が晴れる」という言葉の機能をより深く理解することができます。

その1「気が晴れる」

「気が晴れる」は鬱屈した心が綺麗になる・気分がすっきりするという意味をもつ言葉です。「胸が晴れる」と同様に、清々しい気分になることを意味する言葉となっており、非常によく似た意味をもった類義語となっています。細かい意味・使用頻度等に違いがあるため、注意して使い分けていきましょう。

\次のページで「その2「胸がすく」」を解説!/

その2「胸がすく」

「胸がすく」は気分がさわやかになる・心が晴れやかになることを意味する言葉です。こちらも「胸が晴れる」と同様に、清々しい気分になることを意味する言葉となっており、非常によく似た意味をもった類義語となっています。細かい意味の違い、使用頻度の違いに注意して使い分けていきましょう。

その3「心が晴れる」

「心が晴れる」は心配・疑念が消えて、明るい気持ちになることを意味する言葉です。こちらも心配ごと等が解消されて心が晴れやかになることを意味する言葉となっており、「胸が晴れる」と非常によく似た意味をもった類義語となっています。使用頻度などに違いがあるため、注意して使い分けていきましょう。

その4「胸のつかえが下りる」

「胸のつかえが下りる」は心の悩み・不満がなくなり、気持ちがすっきりすることを意味する言葉です。こちらも悩み・不満といったわだかまりが解消され、清々しい気分になることを意味しており、「胸が晴れる」と非常によく似た意味をもった類義語となっています。使用頻度等に違いがあるため注意しましょう。

その5「溜息が下がる(りゅういんがさがる」

「溜飲が下がる」は不平・不満・恨み等が解消され、気が晴れることを意味する言葉です。こちらも心中のわだかまりが消え気分がすっきりすることを意味しており、「胸が晴れる」と非常によく似た意味をもった類義語となっています。不平・恨みといったわだかまりの解消についても言う点に注意しましょう。

「胸が晴れる」の対義語は?

image by iStockphoto

つづいて「胸が晴れる」の対義語についても確認していきましょう。「胸が晴れる」には明確に対義語とされている語はありません。しかしその意味から連想してみると次の単語が思い浮かびます。

「胸が塞がる」

「胸が塞がる」は不安・心痛などによって、胸が詰まるように感じる様子を意味する言葉です。「胸が晴れる」が不安・心配等が解消され清々しい気分になることを意味していたのに対し、こちらはそうした不安・心配等を抱え胸が詰まる感覚を意味する言葉となっています。対義語としてこちらも覚えておきましょう。

\次のページで「「胸が晴れる」を使いこなそう」を解説!/

「胸が晴れる」を使いこなそう

この記事では「胸が晴れる」の意味・使い方・類語などを説明しました。「胸が晴れる」は心中のわだかまりが消え、晴れ晴れとした気持ちになることを意味する慣用句です。実際に使用する際は、単に晴れ晴れとした気持ちを指すのではなく、不満・不安等の解消を指すというニュアンスに注意していきましょう。

また類義語には「気が晴れる」、「胸がすく」、「心が晴れる」、「胸のつかえが下りる」、「溜飲が下がる」などがありました。それぞれ少しづつニュアンスが違うため、細かい意味や使われる場面を確認しつつ、使い分けていきましょう。今回の記事が皆さんの参考になっていれば幸いです。

" /> 【慣用句】「胸が晴れる」の意味や使い方は?例文や類語を読書家Webライターがわかりやすく解説! – Study-Z
国語言葉の意味

【慣用句】「胸が晴れる」の意味や使い方は?例文や類語を読書家Webライターがわかりやすく解説!

この記事では「胸が晴れる」について解説する。

端的に言えば胸が晴れるの意味は「晴れ晴れとした気分になる」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

多くの学術書を読み、豊富な知識をもつハヤカワを呼んです。一緒に「胸が晴れる」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/ハヤカワ

学術書を中心に毎年100冊以上の本を読む、無類の本好き。人にさまざまな影響を与える言語、それ自体に強い興味をもち、言葉の細やかな表現にも並々ならないこだわりをもっている。

「胸が晴れる」の意味や語源・使い方まとめ

image by iStockphoto

それでは早速「胸が晴れる」の意味や語源・使い方を一覧でご紹介していきます。またその他「胸が晴れる」は分類としては日本語の慣用句であるという点も抑えておきましょう。

「胸が晴れる」の意味は?

「胸が晴れる」というキーワードを辞典・辞書・事典、ネット上の無料データベースサービス「コトバンク」で用語検索してみると、次のような記載があります。こちらの引用をまず確認していきましょう。

1.わだかまりが消え、晴れ晴れとした気持ちになる。「言いたいことを言ったので、—・れる」

出典:デジタル大辞泉(小学館)「胸が晴れる」

「胸が晴れる」は心中のわだかまりが消え、晴れ晴れとした気持ちになることを意味する言葉です。不満や不安、悩みといった問題が解消され、清々しい心地がする。「胸が晴れる」はこうした様子を表現した言葉となっています。悩みを抱えた際の、胸の苦しさが解消されるニュアンスに注意しましょう。

こちらは書籍・新聞等の文章中を中心として使用されている言葉です。非常によく似た意味を表す「心が晴れる」・「胸がすく」といった言葉とは、使用される頻度・場面に違いがあります。この機会にしっかりと「胸が晴れる」の意味・用法を覚えておき、ご自身の語彙力を高めていきましょう。

「胸が晴れる」の語源は?

次に「胸が晴れる」の語源を確認しておきましょう。残念ながら「胸が晴れる」の語源は現在明らかになっていません。「胸が晴れる」の語源は明らかになっていないと覚えておきましょう。「胸が晴れる」は悩み・心配事などから起こる、胸の内に抱えた苦しさが解消される様子を表現しています。

心配などから起こる胸の苦しさは「痞え(つかえ)」とも呼ばれており、「胸が晴れる」はこうした胸に抱えた痞えが無くなる様子を「晴れる」と表現した言葉ですね。「胸が晴れる」は古くから使われている表現ですが、現在でも書籍・新聞等の文章中を中心として時折使われている言葉です。

\次のページで「「胸が晴れる」の使い方・例文」を解説!/

次のページを読む
1 2 3 4
Share: