国語言葉の意味

【慣用句】「粒が揃う」の意味や使い方は?例文や類語を元校閲者がわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「粒が揃う」について解説する。

端的に言えば「粒が揃う」の意味は「良質の物が揃っている」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

建設系広報誌の企画や校閲を6年経験したMaicodoriを呼んだ。一緒に「粒が揃う」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/Maicodori

建設系広報誌の企画・校閲などに6年以上携わり、言葉の意味や使い方を調べることが得意なWEBライター。年間100冊を超える豊富な読書量も活かし、「粒が揃う」の意味をわかりやすく伝える。

「粒が揃う」の意味や語源・使い方まとめ

image by PIXTA / 34615721

それでは早速「粒が揃う」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「粒が揃う」の意味は?

「粒が揃う」には、次のような意味があります。

集まった物の、大きさや質が均等である。転じて、すぐれた人や良質の物が揃っている。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「粒が揃う

1. たくさんの中の粒の大きさや質が、良質でよくそろっていること。また、そのもの。

2. 集まった人々の能力や質がそろっていて、見劣りするものがいないこと。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「粒揃い

「粒が揃う」は「つぶがそろう」と読み、優れた人物や良質な物が複数揃っている際に使用する言葉です。「粒揃い」(つぶぞろい)と名詞化した場合でも概ね同じ意味を有していますが、上述した国語辞書の2のように「劣っている者がいない」という意味が加わりますから注意しておきましょう。

「粒が揃う」の語源は?

次に「粒が揃う」の語源を確認しておきましょう。語源としては上述した国語辞書のように「集まった物の、大きさや質が均等」が転じて、「すぐれた人や良質の物が揃っている」という意味となりました。

ちなみに「粒」は「集合体を構成する個々の物や人の大きさや質」という意味で、物にも人にも使用できる単語ですね。「揃う」は「二つ以上のものの、形・大きさなどが同じ」という意味でしょう。

「粒が揃う」の使い方・例文

「粒が揃う」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

\次のページで「「粒が揃う」の類義語は?違いは?」を解説!/

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