今回は「タンメン ちゃんぽん」の違いについて解説していきます。中華料理の代表例として有名なタンメンとチャンポンですが、みんなは両者の違いを知っているか。結論から言うと、両者はスープや麺、作り方まで多岐にわたって相違点があるんです。この記事ではそんなタンメンやちゃんぽんの違い加え、似たような言葉としてよく混同される「五目そば」やラーメンとの違いについてを雑学大好き現役大学生ライターmmQnと一緒に解説していきます。

ライター/mmQn

雑学大好きの現役大学生mmQn。普段から料理をするのが大好きで、食に関する雑学は得意分野。料理経験も活かしわかりやすく解説する。

まずはタンメンとちゃんぽんの定義を辞書で確認しよう!

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麺料理の代表例とも言えるタンメンとちゃんぽん。ともに野菜がたっぷりのったラーメンというイメージを持つ方が多いと思いますが、その違いをきちんと把握できていますでしょうか。まずは両者に定義を辞書で確認していきましょう。

1.タンメン:野菜炒めをのせた中華そば

まずタンメンについて。タンメンは以下のように定義される食べ物で、一言で表すと野菜炒めをトッピングした中華麺・ラーメンになります。スープの味付けは塩味が主流です。

《(中国語)》いためた肉や野菜の具をのせた塩味の中華そば。また、汁めんの総称。

(出典:デジタル大辞泉(小学館)「タンメン【湯麺】」)

2.ちゃんぽん:野菜炒め・スープ・麺を煮込んだ食べ物

一方でちゃんぽんは、野菜炒め・スープ・麺を一緒に煮込んで提供される食べ物です。以下で詳しく解説していきますが、麺に唐灰汁(とうあく)を使用している点が大きな特徴になります。また「ちゃんぽん」という言葉は「2種類以上のものを混ぜる」といった意味もあるそうです。

1. 2種類以上のものをまぜこぜにすること。また、そのさま。「日本酒とウイスキーを―に飲む」「話が―になる」
2. 肉・野菜などをいため、小麦粉に唐灰汁 (とうあく) を加えて作った中華風の麺と一緒にスープで煮た長崎の名物料理。

(出典:デジタル大辞泉(小学館)「ちゃんぽん」)

\次のページで「タンメンとちゃんぽんの違いはスープや具材、作り方などにあり!」を解説!/

タンメンとちゃんぽんの違いはスープや具材、作り方などにあり!

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タンメンとちゃんぽんの定義が確認できたところで、ここからは両者の違いについて5項目に分けて解説していきます。

違いその1.麺

まず両者の違いその1は「麺」です。タンメンは一般的な中華麺を使用しており、その製法は小麦粉にかん水と呼ばれるアルカリ塩水溶液を使用しています。対してちゃんぽんはちゃんぽん麺と呼ばれる独自の太麺を使用しており、かん水の代わりに「唐灰汁(とうあく)」というものを用いている点がタンメンとの違いです。ちなみに唐灰汁はかん水よりも炭酸ナトリウム濃度が濃いもののことを言います。

違いその2.スープ

違い2つ目は「スープ」。タンメンは一般的に塩味や鶏ガラべースなのに対し、ちゃんぽんは豚骨ベースが主流です。まとめると、タンメンはあっさり系でちゃんぽんはこってり系のスープと言えます。

違いその3.具材・トッピング

違い3点目は「具材・トッピング」。両者ともに野菜をたっぷり使用する点では共通しますが、ちゃんぽんは魚介類やかまぼこ、キクラゲなどタンメンよりも多くの具材を使用する傾向があります。

\次のページで「違いその4.作り方・レシピ」を解説!/

違いその4.作り方・レシピ

タンメンとちゃんぽんでは作り方・レシピにも大きな違いがあり、その相違点は「煮込むか否か」です。タンメンは一般的なラーメンと同様の調理のもと、最後に野菜炒めをトッピングするのに対し、ちゃんぽんはスープ・麺・具材を同時に煮込んだ後に提供されます。 

違いその5.発祥

両者は発祥の地も異なります。タンメンの発祥は関東圏なのに対し、ちゃんぽんの発祥は長崎県です。ちゃんぽんに関しては長崎ちゃんぽんとして馴染み深い方も多いと思いますが、タンメンが関東圏発祥ということはみなさんご存知でしたでしょうか。中国発祥の麺料理として認識していた方も多いと思いますが、実は日本発祥の麺料理なのです。また関東圏発祥のタンメンは関西ではそれほど馴染みがない食べ物だそう。

ラーメンや五目そばとはどう違う?

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タンメンとちゃんぽんはそもそもラーメンと同じ食べ物なのか。みなさんも疑問に思うところでしょう。結論から言うと、タンメンはラーメンに部類される食べ物ですがちゃんぽんはそうとは言いきれません。以下では、似たような食べ物「五目そば」との違いについても解説していきます。

タンメンと五目そばはラーメンに部類される食べ物!

まずタンメンについてですが、上記でも触れたようにラーメンと同じ食べ物に部類されます。と言うのも、その調理法・調理工程が一般的なラーメンを作る際と同様であるからです。ラーメン・タンメンは具材、麺、スープを別々に調理し最後に合わせて提供されます。また似たような料理として挙げられる「五目そば」もまたラーメンに部類される食べ物。タンメンとの違いは野菜炒めをとろみ状・あんかけ状にしてトッピングする点です。

タンメンは種類豊富!

この記事ではタンメンとちゃんぽんの違いについて解説してきましたが、おさらいすると両者の相違点はスープや麺、トッピングなど多岐に渡りました。中でも大きな特徴はちゃんぽんの調理法で麺とスープ、トッピングを同時に煮込んで提供されます。またタンメンはその種類が豊富で、酸味と辛味が特徴のスーラータンメンやご当地の岐阜タンメンなどさまざまです。ぜひこの機会にちゃんぽん・タンメンを堪能してみてはいかがでしょうか。

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3分でタンメンとちゃんぽんの違い!五目そばやラーメンとの違いも含めて雑学大好き現役大学生がわかりやすく解説

今回は「タンメン ちゃんぽん」の違いについて解説していきます。中華料理の代表例として有名なタンメンとチャンポンですが、みんなは両者の違いを知っているか。結論から言うと、両者はスープや麺、作り方まで多岐にわたって相違点があるんです。この記事ではそんなタンメンやちゃんぽんの違い加え、似たような言葉としてよく混同される「五目そば」やラーメンとの違いについてを雑学大好き現役大学生ライターmmQnと一緒に解説していきます。

ライター/mmQn

雑学大好きの現役大学生mmQn。普段から料理をするのが大好きで、食に関する雑学は得意分野。料理経験も活かしわかりやすく解説する。

まずはタンメンとちゃんぽんの定義を辞書で確認しよう!

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麺料理の代表例とも言えるタンメンとちゃんぽん。ともに野菜がたっぷりのったラーメンというイメージを持つ方が多いと思いますが、その違いをきちんと把握できていますでしょうか。まずは両者に定義を辞書で確認していきましょう。

1.タンメン:野菜炒めをのせた中華そば

まずタンメンについて。タンメンは以下のように定義される食べ物で、一言で表すと野菜炒めをトッピングした中華麺・ラーメンになります。スープの味付けは塩味が主流です。

《(中国語)》いためた肉や野菜の具をのせた塩味の中華そば。また、汁めんの総称。

(出典:デジタル大辞泉(小学館)「タンメン【湯麺】」)

2.ちゃんぽん:野菜炒め・スープ・麺を煮込んだ食べ物

一方でちゃんぽんは、野菜炒め・スープ・麺を一緒に煮込んで提供される食べ物です。以下で詳しく解説していきますが、麺に唐灰汁(とうあく)を使用している点が大きな特徴になります。また「ちゃんぽん」という言葉は「2種類以上のものを混ぜる」といった意味もあるそうです。

1. 2種類以上のものをまぜこぜにすること。また、そのさま。「日本酒とウイスキーを―に飲む」「話が―になる」
2. 肉・野菜などをいため、小麦粉に唐灰汁 (とうあく) を加えて作った中華風の麺と一緒にスープで煮た長崎の名物料理。

(出典:デジタル大辞泉(小学館)「ちゃんぽん」)

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