「何の彼の」の使い方・例文
「何の彼の」の使い方を例文・文例を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.最近は何の彼のと忙しく、手が回らない。
2.何の彼のと言い訳する息子に呆れる。
3.たまに帰省すると、母親は何の彼のと文句をつけてくる。
「何の彼の」は例文のように、あれこれ色々な物事をひとまとめに指し示して使われている言葉です。仕事・家事・友達付き合い、種々諸々の出来事。あれこれと語られる色々な言葉。様々なことを指摘する文句。「何の彼の」はこうした色々な事柄を、まとめて指し示す際に使われている言葉です。
数の多いものをまとめて指すというニュアンスに注意して覚えておきましょう。また「何の彼のと言う」といった形で他人・相手の発言を指して使われる場合は、迷惑に思っているというニュアンスが含まれる場合が多いですね。例文から使用場面をイメージし、自分でも使用することができるようにしていきましょう。
「何の彼の」の類義語は?違いは?
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続いて「何の彼の」の類義語・違いについて確認していきましょう。「何の彼の」の類義語をいくつかピックアップしました。関連するよく似た表現との違いを確認することで、「何の彼の」という言葉の機能をより深く理解することができます。
その1「ああだこうだ」
「ああだこうだ」はしきりに何かいうさま・口うるさいさまを表す言葉です。「何の彼の」と同じように色んなことを指す言葉となっており、よく似た意味をもった類義語となっています。こちらは色々なことを言って、口うるさいという意味を表す言葉となっており、違った場面で使用する点に注意しましょう。
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