秋雨前線とは?
image by iStockphoto
小笠原気団とオホーツク気団がぶつかり合ってできる前線は、梅雨前線だけではありません。夏が終わりに近づくと、小笠原気団の勢力が弱まり、北からオホーツク気団が張り出してきます。そして境界面には「秋雨前線」という停滞前線ができるのです。梅雨前線とそっくりな秋雨前線ですが、一番の違いは進む方向。秋雨前線は北から南に向かって進みます。また秋雨は梅雨と比較すると小規模で始まりと終わりもはっきりしないため、梅雨のように「入り」と「明け」は発表されません。
梅雨を「知ること」が一番大切
我々日本人の生活に密接に関係する梅雨。毎年やってくるこの季節と上手に付き合うには、梅雨についてよく知ることが大切です。毎日何気なく見ている天気予報を、ちょっと注意深く聞くだけでも梅雨がもたらす気象現象への理解が深まるはず。起こりうる災害への備えにも繋がります。そして、雨の日には雨を楽しむ「心の余裕」も持っていたいですね。