

ポン酢は食品区分では醤油の含まれない調味料のことだが、一般的にはポン酢といえばポン酢醤油のことを想像する人が多く、そのまま定着しているようだ。人に伝える時もポン酢と言えばポン酢醤油のことだという思い込みもあるため、注意が必要な場面もありそうだな。
味ぽんとポン酢の起源
ayustety from Tokyo, Japan – トラフグ皮ポン酢, CC 表示-継承 2.0, リンクによる
味ぽんと一般的なポン酢はどちらも醤油の含まれるポン酢醤油を指すことが多いと分かりましたね。では味ぽんと、本来の醤油が含まれていないポン酢はどのように誕生したのでしょうか?それぞれの起源についても迫っていきます。
味ぽんは博多水炊きがきっかけ
味ぽんが誕生したのは1964年。当時のミツカン7代目社長の中埜又左エ門が、博多の料亭で食べた水炊きに出されたポン酢をヒントに開発され、「ミツカンぽん酢 味つけ」が発売されます。その後名前が「ミツカン味ぽん酢」となり、さらに「ミツカン味ぽん」として改良されていきました。味つけポン酢が略されて味ぽんとなったのですね。
ポン酢はオランダ語が由来
ポン酢はオランダ語の「pons(ポンス)」からきており、オランダで飲まれている柑橘類の果汁を加えたカクテルの一種「ポンス・パンチ」のこと。次第にポンスは柑橘類の果汁を指すようになり、それに酢を合わせたことで、漢字の「酢」が充てられポン酢と呼ばれるようになったんだとか。
おすすめレシピサイトのご紹介
ここまで料理の豆知識をご紹介してきました。実際に料理をされる際はこちらのレシピサイトがおすすめです。プロ・専門家のレシピを横断的に検索し表示してくれます。
レシピル|料理のヒントメディア – レシピル|料理のヒントメディア
レシピルでは、プロのレシピを横断検索したおすすめレシピのコンテンツを配信しています。食材や食事シーン、料理名から専門家のレシピが探せます。素人投稿レシピを除外し、食品メーカーから専門家レシピサイトを中心に掲載。きっと役立つ料理のアイディアが見つかります。
ポン酢は醤油入りか否かを確認しよう!
味ぽんとはミツカンから発売されているぽん酢調味料の商品名のことで、ポン酢とは和食に使う調味料の一種でした。本来のポン酢は柑橘類の果汁と酢を合わせたものですが、そこに醤油が入った「ポン酢醤油」のシェアが高く、そのポン酢醤油のことを一般的に「ポン酢」と呼んでいるんですね。確かに我が家にあるポン酢と呼んでいるものは、このポン酢醤油のことでした。よほど料理に詳しくなければ同じ認識の人がほとんどでしょう。ポン酢を買い物で頼まれた際は、醤油入りかどうかを確認する方が良さそうですね。