
例えば、応用例では歯磨き粉や樹脂、ロケットの酸化物などです。でも、みんなが行う実験で使用するかも知れない危険な酸の液体のフッ酸などもフッ素が使用されているんだぜ。
今日はその様々な用途もまとめて「フッ素」について、日米の業界を知る科学者ライター、CDTと一緒に解説していきます。
ライター/CDT
米国と日本の両国の化学メーカーで研究開発を経験。日米の経験を活かし、シンプルでわかりやすい解説を心がけるライター。
フッ素とは?

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フッ素は元素記号はF、原子番号は9、原子用は19、英語で「Fluorine」の頭文字を取ってFと書かれています。フッ素は塩素(Cl)や臭素(Br)、ヨウ素(I)と同じハロゲン元素で非常に反応性の高い元素のため、自然界ではフッ素の単体元素としてそのままあるわけじゃないんです。フッ化物として存在し、樹脂や歯磨き粉、洗剤、ジェル、食品といった便利製品以外にも薬用としてガラスや金属などを溶かしたりすることから保存が難しく、フッ素は単体ではなくフッ化物として危険な元素であると認識されています。
フッ素とは歯を守ってくれる?

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フッ素が歯に作用すると様々な効果で歯を守ってくれます。
1つ目は、フルオロアパタイトが精製され、歯質の主成分であるハイドロキシアパタイトがフッ素に触れた際に高いう蝕抵抗性を示し歯を守る。2つ目は、フッ素には虫歯の原因である悪い菌の作用を止める効果があり、3つ目は、唾液の成分であるカルシウムやリンの再石灰化を促進させることで歯の表面を強化して虫歯になりにくくなります。
私たちが毎日ハブラシで歯磨きをして虫歯を予防する動作にもフッ素が効果的に役に立っています。
フッ素とは歯磨き粉に含まれる

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フッ素が含まれる歯磨き粉は歯垢を制御できる。歯垢は、砂糖を食べた後に歯に形成される薄い層です。歯垢中のバクテリアは歯のエナメル質を分解し、虫歯を引き起こし、虫歯を引き起こす。すべての歯磨き粉に使用されている成分は共通点があります。
1つ目は、エナメル質を強化し、虫歯を防ぐフッ化物は抗菌作用として重要な役割を果たす。
2つ目は、炭酸カルシウムやリン酸カルシウムなどの研磨剤。これらは、歯を傷つけずに歯の表面に付着しているものをすべて取り除きます。
3つ目は、アルギン酸ナトリウムやキサンタンガムなどの結合剤として弾力性と形を提供。
4つ目は、グリセロールやプロピレングリコールなどの保湿剤。これらは、歯磨き粉の硬化を防ぐために水分を保持。
5つ目は、ラウリル硫酸ナトリウムやコハク酸アルキルスルホナトリウムなどの発泡剤です。6つ目は、微生物の成長を防ぐための防腐剤としての役割を果たします。
フッ素とは危険な元素?

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フッ素は危険な元素としても認識されています。フッ素は反応性が高いのでフッ化物を作りやすいのです。フッ化物は多くの歯科製品に添加されているだけでなく、多くの水道に存在し、多くの国で飲料水に添加されています。ペルフルオロ化合物を含む薬物、フッ化物を含む水で作られた食品および飲料、農薬、PFCを使用した防水性と防汚性のあるアイテムなどになります。フッ化物の添加に反対するキャンペーンを行う組織である国際口腔医学および毒物学協会(IAOMT)によると、以下の健康問題にも寄与する可能性があるので危険です。
1つ目は、にきびやその他の皮膚の問題です。2つ目は、動脈硬化症や動脈石灰化、高血圧、心筋障害、心不全、心不全などの心血管系の問題。3つ目は、少女の出生率の低下や思春期早発症などの生殖の問題。4つ目は、甲状腺機能障害、変形性関節症、骨肉腫、顎関節症(TMJ)などの体に影響を与える状態です。
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