理科生物生物の分類・進化

鋏角類という生物群を知ろう!クモ、サソリ、カブトガニなど種類や特徴を現役講師がサクッとわかりやすく解説

鋏角類にふくまれる生物

では、鋏角類にふくまれる生物の具体例をいくつかご紹介していきましょう。

鋏角類の仲間①クモ

クモはクモガタ綱クモ目に分類される生物です。よく「”虫”のなかま」などといって、昆虫類と混同されますが、体のつくりにははっきりとした違いがあります。

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たとえば、昆虫は脚が3対6本なのに対し、クモのなかまは4対8本。昆虫は体が「頭部、胸部、腹部」の3部になっているのが一般的ですが、クモの場合は「頭胸部、腹部」の2部構成です。

もちろん、頭胸部の口の近くには、前述のように鋏角があります。

鋏角類の仲間②サソリ

サソリはクモガタ綱サソリ目に分類されている生物です。先にも述べたような鋏型の触肢に加え、尻尾のように伸びる腹部と、その先端の針が特徴的ですね。

そうです。外敵や獲物などに毒を注入して、撃退したり、捉えたりすることができます。人間にとってはそれほど強い毒ではないものが多いですが、ごく一部の種では、人の命を脅かすような毒をもっていることもあるようです。

鋏角類の仲間③ウミグモ

ウミグモという生物を知っている人は、かなりの生物通かもしれません。名前の通り、海に生息する、クモに似た生物ですがクモとは異なる分類群の生物です。

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鋏角類の仲間④カブトガニ

「生きた化石」として有名な生物であるカブトガニ類も、鋏角類のなかまです。古生代のころに生息していた生物の特徴を残しているとして、古生物学の観点からも注目されますね。

”カニ”という言葉が入っているため、よく甲殻類と間違えられるのですが、立派な鋏角類なんですよ。

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