理科生物生物の分類・進化

鋏角類という生物群を知ろう!クモ、サソリ、カブトガニなど種類や特徴を現役講師がサクッとわかりやすく解説

特徴①付属肢

動物の体幹から飛び出ているものが、ひっくるめて付属肢とよばれます。

たとえば、私たちのもつ腕や脚、魚のヒレ、昆虫の脚や触角、翅(はね)…いずれも付属肢です。節足動物の脚のようにはっきりとした関節があるものは、専門用語で関節肢(かんせつし)といわれることもありますよ。

image by iStockphoto

アリの顔の拡大写真を見たことはありますか?左右に開くような大きな(あご)をもっているのですが、こういった顎も、付属肢が変化してできた構造物なんです。アリは大きな顎を使って獲物を捉えたり、物を運んだりすることができます。

そのイメージをもっておくと、鋏角についても理解がしやすくなります。

特徴②鋏角

鋏角類の鋏角は、顎のように、口の近くにつくられる付属肢です。特徴的なのが、その形状。名前にもある通り、はさみ(鋏)のような形だったり、ナイフのような形をしていたりします。

Queliceros.svg
Xavier Vázquez – 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによる

それは違うんです!鋏角は一般的に小さく、目立ちません。一部の種ではやや大きめに発達するものもありますが、ほとんどは口の前にちょこんとついているようなものです。

サソリがもっているあの大きなハサミは鋏角ではなく、触肢(しょくし)とよばれます。鋏角の隣に位置する別の付属肢です。

カニにいたっては、鋏角類ではなく甲殻類。カニのハサミは鋏脚(きょうきゃく)という付属肢なんです。

鋏角のはたらき

鋏角は口の直前に位置していますので、餌を掴んだり、口に運んだりするのにつかわれます。

種によっては、鋏角を上手に使って土を掘ったり、音を出したりできるものもいるんです。

\次のページで「鋏角類にふくまれる生物」を解説!/

次のページを読む
1 2 3 4
Share: