ラムとマトンの中間の肉?!ホゲットとは
ラムとマトンの間の肉、というものも存在します。「ホゲット」と呼ばれ、生後1~2年未満、もしくは永久歯が1~2本しか生えていない羊肉のことです。ホゲットはラムの柔らかい食感とマトンの旨味、2つの良さを併せ持った味わいが特徴。
羊肉はたいていラムで出荷されてしまうので、ホゲットは希少肉になります。一般的なお店で見つけるのは難しいでしょう。
ジンギスカンで食べられる肉はラム?マトン?
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日本で羊肉といえば、やはりジンギスカンが人気。ジンギスカンは羊肉と野菜を専用の鍋で焼いて食べる料理で、ラムとマトンどちらの肉もokです。それぞれの違いに合わせた食べ方を、ジンギスカンの歴史と合わせて見ていきましょう。
北海道のソウルフード「ジンギスカン」の歴史
ジンギスカンがよく食べられるようになったのは、実は昭和に入ってからです。元々、羊毛を刈るために飼われていた羊を、北海道の農家で細々と食べていたのがはじまりと言われています。
クセの強さから一般的に広まらなかった羊肉ですが、たれに漬け込むスタイルが確立した戦後から徐々に定着。市販のタレが発売された昭和30年代に、家庭料理として一気に普及しました。
ラムはそのまま焼いても下味をつけても美味しい
ジンギスカンは肉に下味をつけて焼く方法と、そのまま焼いてタレで食べる方法があります。ラムはクセが少なく柔らかい食感なので、どちらの方法でも美味しく食べることが可能です。下味のついたお肉の方がさらに羊のクセが消えるので、初心者さんには味付き肉をおすすめします。
マトンは下味をつけた新鮮なものがおすすめ
マトンはラムに比べて多少クセがあるので、ニンニクなどが入ったタレに漬け込んで、下味のついている状態の肉を焼くのがおすすめです。またマトンは質が良く新鮮なものの方が、格段に臭みがなく美味しく食べられます。選ぶ際には注意してください。
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