ライター/おかちづ
美容部員・介護職・飲食店勤務を経てwebライターへ。美容と動物をこよなく愛するどさんこライター。今回は北海道のソウルフード「ジンギスカン」で使われる、ラムとマトンの違いを詳しく解説する。
ラムとマトンは「子羊の肉」と「成長した羊肉」の違い!
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ラムとマトンはどちらも羊肉の名前になります。「ラム肉」はよく聞きますが、「マトン」という言葉はなじみがないのではないでしょうか。簡単に言うとラムは仔羊の肉を指し、マトンは成長した大人の羊肉を指します。詳しいラムとマトンの定義は次のとおりです。
・ラムの定義~生後1年未満の仔羊、もしくは永久歯がまだ生えていない時期の羊肉
・マトンの定義~生後2年~7年程度の羊肉、もしくは永久歯が3本以上ある大人の羊肉
クセがなく柔らかい肉質のラム
ラムは羊特有の臭みやクセがなく、柔らかい肉質。味もさっぱりとして淡泊なので、ラム肉になじみのない人でも食べやすいのが特徴です。
また、特に生後2~3か月のラムを「ミルクラム」と呼びます。乳飲み仔羊のことで、5、6月にしか出荷されない高級肉です。ふんわりと甘い香りのミルキーな味は、一度食べると忘れられない美味しさと言われています。
羊特有のにおいはあるが旨味のつまったマトン
マトンは、脂のコクと旨味が詰まった弾力のある肉質が特徴です。ラムに比べると独特なにおいとクセが多少ありますが、羊肉が好きな人たちの間では「マトンの方がうまい!」と好んで食べられます。品質の低いマトンは臭みが強いので、新鮮で良質のものを選ぶ方がよいでしょう。
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