
エスカルゴはカタツムリと違うの?

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レストランなどで、メニューに「エスカルゴ」という名前を見たことがある方もいらっしゃると思います。殻の見た目がカタツムリに似ているので気になった方も多いはずです。そんなエスカルゴとカタツムリについて、違いがあるのかどうかをご説明していきます。
実はどちらも同じ
「Escargot(エスカルゴ)」はフランス語でカタツムリのことを指します。つまりエスカルゴ=カタツムリということ。日本では調理用のカタツムリをエスカルゴと呼ぶことが多いですが、フランスでは野生のカタツムリもエスカルゴと呼ばれています。
「まさか、フランスでは野生のカタツムリも食べるの!?」と驚いてしまうかもしれませんが、そういうことではありません。料理に使われるカタツムリは、寄生虫がつかないように衛生管理された場所で人間によって育てられたものだけです。
主に食用にされているのは、リンゴマイマイ・プティグリ・グログリの3種。大きくて人気が高いのはリンゴマイマイですが、よく食べられているのは養殖ができるプティグリやグログリです。
代用としてアフリカマイマイが使われることもあります。
ナメクジとカタツムリに塩をかけたらどうなる?
子どもの頃に、ナメクジやカタツムリに塩をかけたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか?じんわりと水分がでてきて、溶けていっているように見えますよね。
実際はどうなっているのか、また何故そうなるのかを解説していきます。さっそく見ていきましょう。
体が縮んでしまう
ナメクジやカタツムリに塩をかけたとき、溶けていくように見えますが、実際は体が縮んでいます。理由は体の約85%が水分で出来ているから。
ナメクジやカタツムリの皮膚は水を通しやくなっており、塩をかけると体の水分が塩に移ってしまいます。そのためどんどん水分が抜けて縮んでしまうのです。
小さく縮んだナメクジやカタツムリに水をかけると、完全ではありませんが大きさは戻ります。塩だけではなく砂糖でも同じ現象がおきるので、気になる方はチェックしてみてください。
ただ、駆除する為に塩を使うのはあまりおすすめできません。退治するためにはかなりの量の塩が必要になります。
プランターなどにもよく姿を現すので、ナメクジやカタツムリから家庭菜園を守りたいときなどは、専用の殺虫剤を使用するといいでしょう。
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