弦楽器がメインのオーケストラ
オーケストラはバイオリンなどの弦楽器が中心となり、それに吹奏楽をプラスしたものです。つまり、「弦楽器」+「金管楽器」+「木管楽器」+「打楽器」を使用することになります。息を吹きこまずに鳴らすことのできる弦楽器が加わることで、ブラスバンド・吹奏楽とはまた違った演奏を楽しむことができるのが魅力です。
行進しながら演奏するマーチングバンド
マーチングバンドは行進しながら楽器を演奏するスタイルの楽団を指します。使用する楽器はブラスバンドや吹奏楽と同じように、管楽器と打楽器です。しかし、すべて同じものではなくマーチング専用の楽器を使用するのが一般的。行進しながらも演奏しやすく、見栄えも良い作りになっています。
演奏者だけではなく、ダンスチームやカラーガードなどと一緒に行進するのもマーチングバンドの特徴です。
管楽器・打楽器のアイテムを分かりやすく紹介
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トランペットやクラリネットなど、どれが金管楽器でどれが木管楽器か、よほど詳しくないとピンとこないものですよね。ブラスバンドや吹奏楽で使用される管楽器・打楽器にはどのような楽器があるのか、細かくみていきましょう。
金管楽器はラッパ型のものがメイン
金管楽器は、真鍮(しんちゅう)という金属や合金で作られ、ラッパ形の開口部をもつのが特徴です。代表的な楽器はトランペット・トロンボーン・ホルン・チューバ・ユーフォニアムなどがあります。
木管楽器は木製から金属製までバラエティ豊か
「木製の楽器だから木管楽器」という単純なくくりではありません。もちろん木製のものもありますが、金属製のフルートやサクソフォンも木管楽器です。素材ではなく、音を出す仕組みの違いによって木管楽器か金管楽器かを分類しています。代表的な楽器はフルート・オーボエ・クラリネット・サクソフォン・ファゴットなどです。
打楽器はドラムやティンパニなど種類が膨大
打楽器はパーカッションとも呼ばれ、打つ、たたく、こする、振るなどで音を出す楽器のことです。細かく分類すると、その数はなんと1100種類もあるとか!
ブラスバンドや吹奏楽で使用されるものでは、ドラムやティンパニのようなリズム系・シロフォン(木琴)やグロッケン(鉄琴)のような鍵盤系・トライアングルやタンバリンのような小物系などがあります。
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