特徴1:語尾の違いは?
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方言の違いで分かりやすいのが語尾です。語尾でどの地方かわかる場合もあります。京都弁と大阪弁では、どのような違いがあるのでしょうか。意味や使い方などをご紹介します。ちょっとした語尾の違いで、京都弁か大阪弁か見分けられるようになりますよ。
京都弁:「~しはる」「~へん」
京都弁の語尾は「~しはる」「~へん」をよく使います。「~しはる」は「~する」の意味で、「~へん」は「~しない」の意味です。他にもよく使われるのが、「~なぁ」「~ねんやぁ」「~ねんかぁ」などがあります。
大阪弁:「~しはる」「~ねん」
大阪弁の語尾は「~しはる」「~ねん」をよく使います。「~しはる」は京都弁と同じかと思いますが、少し違いがありました。大阪弁の場合「行きはる」「書きはる」といいますが、京都弁では「行かはる」「書かはる」と若干違います。他にも「~ねん」をよく使いますが、これは大阪弁代表の方言です。
特徴2:イントネーション
京都弁と大阪弁の語尾がわかりましたら、次はイントネーションについてご紹介します。京都弁はイントネーションに特徴があるため、なんとなくわかるかもしれません。この章を読むと、イントネーションに違いがある理由がわかりますよ。
京都弁:はんなりした雰囲気
京都弁のイントネーションからは、「はんなり」とした上品さを感じます。他の方言と比べると、独特のイントネーションです。京都弁は太古から使用している日本語のイントネーションを、最も継承している方言とされています。
大阪弁:アクセントが強く聞こえる
大阪弁のイントネーションは、アクセントが強く聞こえます。理由は言葉の前半を、はっきりと発音する言い方のためです。京都弁は言葉の後半を上げるように話します。大阪弁のイントネーションは京都弁より平坦なので、まっすぐと届くような感覚です。
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