今回はそんな関西弁に欠かせない方言の違いを、定義から確認しつつ、雑学好きライター熊家と一緒に解説していきます。
ライター/熊家
現在ライターとして、さまざまな分野で活動している。文学や歴史などのジャンルが得意で、これまで多くの記事を執筆してきた。この経験を生かし文学や歴史、雑学などの知識を分かりやすく解説していく。
ざっくり京都弁と大阪弁の違いは?
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京都弁と大阪弁は、同じ関西弁を話していても雰囲気が違います。京都弁は”はんなり丁寧”、大阪弁は”明るく元気”という印象です。どのような違いがあるのでしょうか。語尾やイントネーション、日常会話などさまざまな角度から解説していきます。最初は、京都弁と大阪弁のざっくりとした違いについてです。
京都弁:京都で用いられる日本語の方言
京都弁とは京都で用いられる日本語の方言です。”はんなり”や”舞妓さんが話す言葉”というイメージがあるかもしれません。京都語・京都弁・古くは京談という呼び方です。同じ京都の中でも、地域によって少しずつ話し方が違います。近畿方言の一種で、大阪弁とともにその中核です。
大阪弁:大阪で話される日本語の方言
大阪弁は大阪で話される日本語の方言です。明るく元気な印象があります。近畿方言の一種です。京都弁とは同じ関西弁でも、耳馴染みが違うでしょう。大阪府の方言は摂津方言・河内方言・和泉方言の大別です。特に泉南地方の方言が、最も特異性が強いといわれています。
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