
インコとオウムの「見た目」の違い
インコとオウムの違いとして、1番見分けがつきやすいのは「冠羽(かんう)」です。冠羽は鳥の頭部にある、飾りのような長い羽のこと。冠羽があるのがオウムで、ないのがインコと覚えましょう。
ただ一部例外も。「ヘイワインコ」と「キゴシヘイワインコ」という種は冠羽を持ちますが、分類はインコとなります。この点を含めてチェックすれば、ほとんどの種類のインコとオウムは見分けることも難しくありません。
ちなみに冠羽は、感情表現という点で犬や猫でいう尻尾のような働きをすることも。オウムが驚いたりすると、冠羽を立ち上げて気持ちを表すことがあります。
オウムの気分をチェックするポイントとしても活用できそうですね。
インコとオウムの「羽の色」の違い
インコとオウムは羽の色にも少し違いがあります。インコはカラフルで羽に細かな模様があることも。全体がグラデーションのようになっていたり、羽と胴体で色がハッキリ違っていたりと派手です。
一方オウムの羽の色は単色だったり多くても2色程度。白やピンクの華やかな種もいますが、灰色や黒など色合いが地味な種も多いです。
インコとオウムの「知能」の違い
鳥は知能が低いというイメージがある方もいるかもしれませんが、インコとオウムは賢い鳥です。感情表現が豊かで思考能力も高く、人間と親密なコミュニケーションをとる事ができます。
このことからただのペットではなく、家族に位置付けられる「コンパニオンバード」として人気です。全体的に知能が高いインコとオウムですが、その中でもインコ科の「ヨウム」は人間の5歳児並の知能があると賢さで注目を集めています。
インコとオウムは犬や猫のように人間に寄り添ってくれる存在です。賢い分、思いもよらないイタズラをすることもあるので、飼うときは気をつけましょう!
インコとオウムの「大きさ」の違い
インコとオウムをかなりざっくり比べると、インコの方が体長小さくオウムの方が大きいという違いがあります。昔は大きさで分類されることもあった様ですが、大きさだけで区別する方法は正確とは言えません。
実際にインコよりも体長が小さなオウムも存在します。大きさで判断するのも1つの手段です。ただそれだけでなく、冠羽や羽の色などの違いも見比べた方がよりしっかりと見分けられると言えるでしょう。
名前は「インコ」だけど本当は「オウム」に分類される鳥
以前はインコとオウムを分ける定義が曖昧で、大きさだけで分類されることがありました。その為、現在の分類はオウムなのに名前がインコとなっている鳥もいます。
代表的なのは「オカメインコ」や「モモイロインコ」。個体差はありますが、体長が30cm台のものが多くオウムとしては小さめです。そのことから、オウムでありながらもインコという名前がついたと考えられます。
おしゃべりするのインコとオウムのどっち?
鳥の中には人間の言葉をしゃべる種類もいます。動画などで見たことがある方も多いのではないでしょうか?インコとオウムはどちらもしゃべるイメージがある鳥だとは思いますが、実際どうなのかチェックしていきましょう!