
今回はクリーム系料理にはかかせないベシャメルソースとホワイトソースの違いを、ダマにならずに作る方法も含めてご紹介しつつ、専業主婦歴10年の料理好きライターささき葵と一緒に解説していきます。

ライター/ささき葵
料理やお菓子作りが好きな、子ども3人を育てる専業主婦。栄養の高さや身体によいという食品を、なんでも料理に取り入れている健康オタクでもある。
ベシャメルソースはホワイトソースの中の一つ!

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パンにハムとチーズを挟んだクロックムッシュには、上にベシャメルソースがかかっています。見た目は馴染みのあるホワイトソースに見えるのですが、違いはあるのかなと疑問に思ったことはないですか?実は味付けが少し違いますが、ほとんど同じソースなのです。
ベシャメルソースはフランス料理のソース
ベシャメルソースとは、溶かしたバターと小麦粉を混ぜて練り込み、そこに牛乳を加えてとろみをつけて塩胡椒で味付けをしたソースのこと。シンプルな味のソースなので、このベシャメルソースをベースに他の食材が加えられてさまざまソースが作られています。
ベシャメルソースの発祥は、イタリアの料理人が発明しフランスに伝わったという説など諸説あり定かではありませんが、フランス料理では定番のソースです。
ホワイトソースは白いソース全般
ホワイトソースは英語で「白いソース」を意味するように、西洋料理で使用される白い色をしたソース全般のことで、これといった明確な定義はありません。
バターと小麦粉を焦がさないように炒めてルーを作り、そこに牛乳や水で伸ばしながらソース状にのばし、ブイヨンやコンソメ、魚介類の出汁などで味付けしたものが一般的なホワイトソースとして定着しています。白いソース全般を指すため、ベシャメルソースもホワイトソースの一つということです。
ベシャメルソースとホワイトソースの料理での使い分け

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クリーム系の料理といえば、クリームシチューやマカロニグラタン、クリームコロッケなどたくさんありますよね。これらに使われるベシャメルソースとクリームソースは、とろみの強さによって使い分けられています。
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