「胸に余る」
「胸に手を置く」と同じように「胸」を使用した対義語としては、「胸に余る」(むねにあまる)が挙げられるでしょう。意味としては「思いが積もりに積もってあふれるばかりになる。また、悩みすぎて心の整理や判断ができなくなる。」ですから、「考えても判断ができない」という意味で対義関係にあることがわかりますね。
「think the matter over」
「胸に手を置く」のうち、「じっくり考える」という意味を英語で言い回す場合は「think the matter over」が挙げられるでしょう。「think」で十分表現は可能なのですが、より「じっくり」を表すイディオムです。以下に例文を見てみましょう。
・Even if it’s an app relationship, it’s better to have good manners. Think the matter over you’ve done and the way you’ve behaved.
アプリ上での関係でも、マナーは守った方が良いよ。胸に手を置いて今回の自分の行いや態度を振り返ってごらんなさい。
・Recently, athletes have been protesting against their opponents, and if anything, discriminating against them. I hope they will think the matter over Olympic Charter and reflect on their actions.
最近の選手は相手へ抗議したり、なんなら差別したりすることが多いね。オリンピック憲章と照らし合わせて、胸に手を置いて反省して欲しいよ。
・I understand the psychology behind quoting English proverbs and key words in your presentation, but you should have thought the matter over it more.
英語のことわざやキーワードを引用してプレゼンした心理はわかるけれど、もう少し胸に手を置いて考えてみるべきだったね。
「胸に手を置く」を使いこなそう
この記事では「胸に手を置く」の意味・使い方・類語などを説明しました。簡単に復習しておきましょう。
「胸に手を置く」は心を落ち着かせたり、じっくりと考えたりする時に使用する言葉でした。ビジネスシーンでも日常生活でも、大事な場面では急いで物事を進めると大体が失敗しますので、焦るのはわかりますがいったん「胸に手を置いて」落ち着くと成功率が上がると思いますよ。