

ライター/Sadaie
プログラマー、ヘルプデスク経験者。パソコン関係以外では文学、歴史が好き。それらの知識をわかりやすいかたちで配信したいと考えている。雑学大好き。
「座禅」と「瞑想」それぞれの定義
座って目を閉じ、姿勢を正し、呼吸を整えて行う精神統一を行う座禅と瞑想。いずれも日本で生まれた方法ではありません。
2つはどのような点が異なっているのでしょうか。
「座禅」は仏教における精神統一の修行法
座禅(坐禅とも)は鎌倉時代に中国から伝わった仏教の修行法のこと。
座禅は、あなたを取り巻くすべての現実から離れ、あるがままの「無我」の状態を目指し、その繰り返しの中で心を整理し、浄めていく方法のこと。
「瞑想」は「座禅」よりも曖昧で広義の言葉
「瞑想」はインド由来の精神統一の手法のこと。「瞑想」の定義は「座禅」のように明確ではなく、曖昧で広義なものになっています。
瞑想とは「目を閉じて何かに思いを巡らせ意識を集中すること」という説明が一般的です。しかし、「無心になってリラックスすること」などと説明されることもあり、その場合は「座禅」も「瞑想」に含まれることになりますね。
「座禅」はその行為自体が目的
先にも述べたように、座禅とは雑念を取り払い、「悟り」の境地に近づくための修行。すなわち、座禅の目的とは座禅という行為・体験そのものなのです。
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