
重炭酸ナトリウムの熱分解をチェック

image by Study-Z編集部
一つ目は重炭酸ナトリウムの熱分解です。この反応はホントにテストでよく出題されますよ。重炭酸ナトリウムは加熱すると「炭酸ナトリウム」「水」「二酸化炭素」に分解します。これは食品添加物として使われていた反応でした。熱分解したときに出る二酸化炭素は炭酸ガスと呼ばれ、生地を膨らませるのに使われていました!
テストではもちろん反応式を書きなさいという問題も出ますが、実験装置もチェックしてください。試験管に重炭酸ナトリウムを入れて加熱すると、試験管の口付近に水滴がつき、管の先で気体が発生します。この水滴と気体の確認方法がよく出題されるんですよ…
反応式が書ければ水滴は「水」で気体は「二酸化炭素」とわかりますが、特定に使う試薬もチェックしておいてください。水は塩化コバルト紙が青色から赤色に変化することで確認、気体は石灰水を通すと白く濁ることで二酸化炭素と確認できます。
重炭酸ナトリウムと酸の反応をチェック

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次のポイントは重炭酸ナトリウムと酸の反応についてです。重炭酸ナトリウムは酸性の物質と反応します。この反応もテストではよく出題されるので、チェックしておいてくださいね。酸と反応すると、塩と水と二酸化炭素ができます。重炭酸ナトリウムと反応させる酸の種類によって、できる塩の種類が変わるんです。
たとえば、塩酸と反応させれば、塩化ナトリウムができますし、酢酸と反応させれば酢酸ナトリウムができます。
とっても便利な重炭酸ナトリウム
今回は重炭酸ナトリウムの「特徴」と「用途」、さらにテストでよく出題されるポイントをご紹介しました。
重炭酸ナトリウムは食品への添加や掃除道具としても使えるとっても便利な物質です。さらに反応はちょっと複雑なので、テストでも狙われやすいんです!ぜひチェックしてくださいね!