化学理科

バリウムは実は毒だった?検査で使用されるバリウムの特徴や性質、副作用などを理系ライターが紹介

よぉ、桜木健司だ。

今回はバリウムについて紹介していくぞ。
バリウムと聞くと、人間ドッグで飲む液体を想像するだろう。レントゲンの造影剤として使われるのもバリウムの有名な用途の一つだ。

しかし、造影剤以外にもバリウムは使われているぞ!今回はバリウムの特徴とどこで使われているのか、化学に詳しいライターリックと一緒に紹介していくぞ!

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/リック

高校生で化学にハマり、大学院までずっと化学を勉強してきた化学オタク。今は化学メーカーで働きながら化学の楽しさを発信する。

バリウムとはどんな物質?

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まずは、バリウムがどんな物質なのか、ご紹介していきますね。バリウムは原原子番号56、元素記号Baの元素です。バリウムはアルカリ土類金属の中で、密度が大きく重いため、ギリシャ語の「重い」を意味するbarysにちなんで命名されました。ちなみに比重は3.5で金属の中で見ると重いわけじゃなく、実は軽金属に分類されるんですよ!

バリウムの単体は銀白色の柔らかい金属で、ほかのアルカリ土類金属と似た性質を示しますが、ほかのアルカリ土類金属に比べると反応性は高いのが特徴です。またイオン化すると2価の陽イオンになります。

空気中で酸化されやすく、酸化バリウム(BaO)を形成しやすいです。さらに、酸化バリウム(BaO)も水と激しく反応して水酸化バリウム(BaOH2)を形成します。水酸化バリウムと硫酸の中和反応はよくテストで出題されますね。また、バリウムは金属イオンの定性分析で頻出の元素なので、チェックしてほしいです!後から解説していきます。

バリウムはここで生産されている

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ここからは、世界中で使われるバリウムがどこで生産されているのか、ご紹介していきますね。

バリウムは、地殻に豊富にあり、重晶石(硫酸バリウム)などの鉱石として存在しています。埋蔵地域の多くは中国にあり、世界の生産量の50%以上は中国が担っているんですよ。産出国が偏っていると、国の政策や経済情勢によっては、調達が困難になります。なので、生産量の50%以上を中国に頼っているバリウムは、レアメタルに分類されているんです。

テストでよく出る!チェックポイントはここ!

ココからは、テストによく出題されるバリウムの特徴と反応をご紹介していきます。ぜひチェックしてみてください。

\次のページで「水酸化バリウムと硫酸の反応」を解説!/

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