端的に言えば「頭を縦に振る」の意味は「うなずく」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
建設系広報誌の企画や校閲を6年経験したMaicodoriを呼んです。一緒に「頭を縦に振る」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/Maicodori
建設系広報誌の企画・校閲などに6年以上携わり、言葉の意味や使い方を調べることが得意なWEBライター。年間100冊を超える豊富な読書量も活かし、「頭を縦に振る」の意味をわかりやすく伝える。
「頭を縦に振る」の意味は?
「頭を縦に振る」には、次のような意味があります。
承知の意を表す動作をいう。うなずく。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「頭を縦に振る」
「頭を縦に振る」は「かしらをたてにふる」と読み、承知・承諾・賛成・同意といった表現をする際に使用する言葉です。なお「あたまをたてにふる」と呼んでも間違いではありませんが、正式には「かしら」と読みます。
また同じ意味で「首を縦に振る」(くびをたてにふる)があり、しばしば「首を縦にする」と誤用されることがありますので、正確に覚えておきましょう。
「頭を縦に振る」の語源は?
次に「頭を縦に振る」の語源ですが、「頭を縦に振る」は「うなずく」という動作を言葉にしただけですので、動作そのものが語源となっていると言えます。なおなぜ「かしら」と読むのかは明確ではありませんが、「あたま」よりも「かしら」の方が古い読み方ですから、古来から「頭を縦に振る」の慣用句が使われていたということでしょう。
「頭を縦に振る」の使い方・例文
「頭を縦に振る」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
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