この記事では「息を継ぐ」について解説する。

端的に言えば「息を継ぐ」の意味は「休息する」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

建設系広報誌の企画や校閲を6年経験したMaicodoriを呼んです。一緒に「息を継ぐ」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/Maicodori

建設系広報誌の企画・校閲などに6年以上携わり、言葉の意味や使い方を調べることが得意なWEBライター。年間100冊を超える豊富な読書量も活かし、「息を継ぐ」の意味をわかりやすく伝える。

「息を継ぐ」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「息を継ぐ」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「息を継ぐ」の意味は?

「息を継ぐ」には、次のような意味があります。

1. 息継ぎをする。

2. 休息する。息を入れる。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「息を継ぐ

「息を継ぐ」は「いきをつぐ」と読み、何かの物事の間に休息する際に使用する言葉です。文字通り「息継ぎ」という意味でももちろん使われますが、慣用句としては上述した国語辞書の2の意味に当たります。

「息を継ぐ」の語源は?

次に「息を継ぐ」の語源を確認しておきましょう。「息を継ぐ」の語源は明確ではありませんが、「息」と「継ぐ」それぞれの意味を確認してみます。

まず「息」は「口・鼻から空気を吸ったり吐いたりすること。また、吸う空気や吐く空気。」と、呼吸のことを意味しているでしょう。では「継ぐ」はというと、「絶えないように前からあるものに加え補う。補給する。」というように、何か不足しているものを補給するという意味なのですね。

そのため「息を継ぐ」を丁寧に言い回すと、「(不足している)呼吸を補給する」ととなり、転じて「(呼吸するのも難しい状況だったので)休息する」という意味になることがわかりますね。

「息を継ぐ」の使い方・例文

「息を継ぐ」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

\次のページで「「息を継ぐ」の類義語は?違いは?」を解説!/

1. セミナーのために国語辞典で日本語のことわざを検索する仕事が単純作業で辛いから、途中でちょっと息を継ごう

2. 人気ランキングの編集作業だけど、息を継ぎながらで良いからね。100のキーワードがランキングごとにあるから、大変よ。

3. 法律を学習しようと大学に入ったのだけれど、疲れて息を継ぐのを兼ねて心理学を学んだら、意外と明快な論理があって面白いんだ。

どの例文においても、何か大変な物事に取り組んでいて、その休息を取る際に「息を継ぐ」が使用されていることがわかりますね。

「息を継ぐ」の類義語は?違いは?

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それでは次に、「息を継ぐ」の類義語を3つほどピックアップしましたので、見ていきましょう。

1. 「息を吐く」

今回ご紹介する最初の類義語が「息を吐く」(いきをつく)です。念のため意味を確認しておきましょう。

1. ためていた息をはく。大きく呼吸をする。

2. 苦しみや緊張から解放される。ほっとする。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「息を吐く

「息を継ぐ」の類義語としては2の意味ですね。比較すると「息を吐く」は何かの物事が終了・完了した状態で使用される言葉で、「息を継ぐ」は何かの物事の間に使用するという違いがあります。「いきをはく」と読んでしまいがちなので注意しましょう。

\次のページで「2. 「骨休み」」を解説!/

2. 「骨休み」

次の類義語が「骨休み」(ほねやすみ)です。こちらも意味を確認しておきましょう。

からだを休めて疲れをいやすこと。ほねやすみ。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「骨休み

「骨休み」は物事の間や完了後といったタイミングは関係が無く、「疲れた体を癒す」という行動・状況に対して使用する言葉です。「息を継ぐ」のように物事の間に使用することもできますので、「骨休み」はより広い概念の言葉と言えるでしょう。

3. 「小休止」

今回最後にご紹介する類義語が「小休止」(しょうきゅうし)です。口語でも良く用いられる言葉ですが、意味を念のため確認しておきましょう。

少し休むこと。こやすみ。小休。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「小休止

このように「小休止」は「息を継ぐ」とほとんど同じ意味を有しており、何かの物事の間で良く使用される言葉です。

「息を継ぐ」の対義語は?

さて、同義語の次は対義語(反対語)を見ていきましょう。

\次のページで「「息が切れる」」を解説!/

「息が切れる」

「息を継ぐ」の対義語として、「息が切れる」(いきがきれる)が挙げられるでしょう。意味としては「物事を続けることが苦しくなり、中途でやめる。」ですので、休みながら続ける意思のある「息を継ぐ」とは対義関係にあることがわかりますね。

なお「息が切れる」はその言葉通り「息切れがする。あえぐ。」という意味もあります。

「息を継ぐ」の英訳は?

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最後に、「息を継ぐ」を英訳するとどうなるかを見ていきましょう。

「take a break」

「息を継ぐ」を英語で言い回す場合は、「take a break」が適切でしょう。意味としては「休憩を取る」で、「take a short break」として「ちょっと休む」、「小休止する」という意味でも良く使われます。以下に例文を見てみましょう。

・No matter how much of an editor you are, it's hard to read and understand ancient words all the time. Let's put the glossary to the side and take a short break.

いくら編集者とは言え、古語をずっと読み解くのは大変だよ。用語辞典を横に置いて、ちょっと息を継ごう

・I've been practicing my pronunciation and accent for a long time now, so can I take a short break? Please wait a little while for our members.

発音やアクセントの練習をずっと続けていたので、少し息を継いで良いでしょうか。会員の方には少しお待ちいただいてください。

・I was the organizer of the event, so I was in charge of various things like gift planning and venue information without taking a break.

イベントの主催者だったので、プレゼント企画や会場案内など息を継ぐことなく各種の担当をこなしていたよ。

「息を継ぐ」を使いこなそう

この記事では「息を継ぐ」の意味・使い方・類語などを説明しました。簡単に復習しておきましょう。

「息を継ぐ」は何かの物事の間に休息する際に使用する言葉でした。ビジネスシーンでも日常生活でも、忙しい日々が続くと心が折れそうになる瞬間もあると思いますが、そんな時は勇気を出して休むなど、積極的に「息を継ぐ」ことが重要ですよ。その方がパフォーマンスが上がることもありますから、働き過ぎには注意しましょうね。

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国語言葉の意味

【慣用句】「息を継ぐ」の意味や使い方は?例文や類語を元校閲者がわかりやすく解説!

この記事では「息を継ぐ」について解説する。

端的に言えば「息を継ぐ」の意味は「休息する」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

建設系広報誌の企画や校閲を6年経験したMaicodoriを呼んです。一緒に「息を継ぐ」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/Maicodori

建設系広報誌の企画・校閲などに6年以上携わり、言葉の意味や使い方を調べることが得意なWEBライター。年間100冊を超える豊富な読書量も活かし、「息を継ぐ」の意味をわかりやすく伝える。

「息を継ぐ」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「息を継ぐ」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「息を継ぐ」の意味は?

「息を継ぐ」には、次のような意味があります。

1. 息継ぎをする。

2. 休息する。息を入れる。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「息を継ぐ

「息を継ぐ」は「いきをつぐ」と読み、何かの物事の間に休息する際に使用する言葉です。文字通り「息継ぎ」という意味でももちろん使われますが、慣用句としては上述した国語辞書の2の意味に当たります。

「息を継ぐ」の語源は?

次に「息を継ぐ」の語源を確認しておきましょう。「息を継ぐ」の語源は明確ではありませんが、「息」と「継ぐ」それぞれの意味を確認してみます。

まず「息」は「口・鼻から空気を吸ったり吐いたりすること。また、吸う空気や吐く空気。」と、呼吸のことを意味しているでしょう。では「継ぐ」はというと、「絶えないように前からあるものに加え補う。補給する。」というように、何か不足しているものを補給するという意味なのですね。

そのため「息を継ぐ」を丁寧に言い回すと、「(不足している)呼吸を補給する」ととなり、転じて「(呼吸するのも難しい状況だったので)休息する」という意味になることがわかりますね。

「息を継ぐ」の使い方・例文

「息を継ぐ」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

\次のページで「「息を継ぐ」の類義語は?違いは?」を解説!/

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