理科生物生物の分類・進化

人間生活にも関係あり!「線形動物」とはどんな生物?特徴や具体例を現役講師がサクッと解説!

よぉ、桜木建二だ。今回は「線形動物」というキーワードをテーマに学習していこう。

線形動物という生物について詳しいやつはほとんどいないだろう。小さく目立たない生物だが、我々人間の生活に関係してくることもある生き物だ。具体例をあげると意外な名前に出会うかもしれない。

大学で生物学を学び、現在は講師としても活動しているオノヅカユウに解説してもらおう。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/小野塚ユウ

生物学を中心に幅広く講義をする理系現役講師。大学時代の長い研究生活で得た知識をもとに日々奮闘中。「楽しくわかりやすい科学の授業」が目標。

線形動物とは?

線形動物(せんけいどうぶつ)とは、線形動物門という分類群にまとめられる動物の総称です。

後ほど詳しくご紹介していきますが、名前の通り、”線”のような細いひも状をした生物が含まれます。ここから、線形動物を線虫(せんちゅう)という名称でよぶこともありますね。

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あまり聞きなれない生物のように感じるな。

そうだとおもいます。魚類や鳥類などの脊椎動物の仲間だとか、軟体動物、節足動物なんかに比べたら、知名度はそれほど高くないでしょう。

しかしながら、線形動物の中にはヒトの生活に関係している種もいます。また、生態系中では重要な位置を占め、個体数も地球全体で見れば莫大な数だといわれているんです。

線形動物の特徴

細長い体

前述の通り、線形動物の仲間は細長い体をしています。

立体的にみると円筒形。種によっては体表に剛毛とよばれる毛をもっているものもいますが、それを除けばこれといった特徴も少ない生物です。そのため、線形動物を分類することはとても難しいのだといいます。

また、線形動物には、顕微鏡の下でようやく観察できるような小さなサイズのものが多く含まれているんです。無色のものも多いので…やはりあまり目立たない生物かもしれません。

体はクチクラで覆われている

線形動物の細長い体は、クチクラという成分でできた層(クチクラ層)でおおわれています。クチクラは生物が体の表面につくる硬い構造物。角皮などといわれることもあります。

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