国語言葉の意味

【慣用句】「目が眩う」の意味や使い方は?例文や類語を元校閲者がわかりやすく解説!

2. 「くらくら」

次にご紹介する類義語が「くらくら」です。口語でも良く用いられる言葉ですが、念のため意味を確認しておきます。

1. めまいがして倒れそうになるさま。ぐらぐら。

2. 湯などが沸きたつさま。ぐらぐら。

3. 怒りや嫉妬などで心の中が燃え立つようなさま。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「くらくら

こちらも「目が眩う」の類義語としては1の意味です。「目が眩む」と同じように、「目が回る」という比喩的な表現は含まれておらず、「目まい」かつ「倒れそう」という身体の状態を示す言葉ですね。ただし口語では3の意味で、「怒りでくらくらしてしまう」というように比喩的に用いられるシーンは多いので、正確な意味を理解しておきましょう。

3. 「立ちくらみ」

最後にご紹介する類義語が「立ちくらみ」(たちくらみ)です。こちらも口語では良く用いられますが、意味を確認しておきます。

(「たちぐらみ」とも)立ち上がるときに、または立っているときに急にめまいがすること。また、そのめまい。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「立ちくらみ

このように「立ちくらみ」は「目まい」という状況を示す言葉群の中で、さらに「立ち上がった際」に限定した言葉であることがわかります。

「目が眩う」の対義語は?

さて、同義語の次は対義語(反対語)を見ていきましょう。

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