言葉雑学

3分でわかる以下と未満と以上と超過の違い!英語や記号表現についても小説家兼ライターが丁寧にわかりやすく解説!

よぉ、桜木建二だ。この記事では以下と未満、以上と超過の違いについてみていくぞ。4つとも範囲や量などに使われる表現だが、違いはずばり「基準となる数を含むか、含まないか」のようだ。
今回は混同しやすい以下、未満、以上、超過の違いを、英語や記号などの表現を交えながら、少女向け小説家兼ライターのさらささらと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/さらささら

少女向け小説家兼ライター、神社や名所を訪ねるのが趣味。お話のネタにするため様々な雑知識を集めました。わかりやすい言葉で説明。

4つの違いは「基準」?

image by iStockphoto

お店の入り口に「18歳未満はお断り」と書かれていた時、何となく17歳から下の年齢がダメなのは分かるけど、18歳になった自分はどうなんだろう…と悩んだことはありませんか?
他にも、広告の募集要項で「170cm以上の男性を求めます」とされていたのなら、170cmピッタリの人は応募することができるのでしょうか?

このように、日常生活の中でついつい曖昧になりがちな言葉に「以下」と「未満」と「以上」と「超過」がありますね。数学で習ったこれらの違いについて、様々な方向から掘り下げてみたいと思います。

違いは「基準」を含むかそうでないか

まずは「以下」と「未満」と「以上」と「超過(超え / ~を超える)」の4つの言葉を、「以下・以上」と「未満・超過」の2グループに分けて考えてみましょう。

すると、「以下・以上」と「未満・超過」の違いは結構シンプルなのに気がつきます。実は、この2グループの違いとは「基準となる数字を含むか、含まないか」だからです。

【「以下・以上」と「未満・超過」の違い】
■「以下・以上」…基準となる数字を含む
■「未満・超過」…基準となる数字を含まない

「以下」と「以上」は数を含む

「以下」や「以上」に使われる「」には、範囲や方向などの「基点(=始まり)」を示す意味があります。つまり、基点を別の言葉で表すと「~より」「~から」になるのです。

前述した「170cm以上の男性を求めます」の場合、170cmから始まるので「170cmの男性を含んだ171cmや185cmなどの男性」と上に向かって(応募できる)範囲が伸びていきます。
反対に「この遊具は110cm以下の子どもは利用できません」と書かれていたら、「110cmを含んだ108cmや90cmと背の低い子ども」と下に向かって(利用年齢の)範囲が伸びていくわけです。

簡単な覚え方としては「以」が付く=「基準となる数字」を含むとなります。

「未満」と「超過」は数を含まない

「未満」はその字の通りに「満たしていない」という意味。つまり、「基準となる数」を含んでいません
前述した「18歳未満はお断り」の場合、基準となる数字である”18歳”を含まないので、18歳に達していない「17歳やそれより下の年齢」はお断りされてしまうわけです。

対義語でもある「超過」も「未満」同様に「基準となる数」を含みません。例えば転職サイトなので「40歳以上~65歳未満を募集」と書かれていたら、40歳から64歳までの人を対象に募集がかけられているわけです。

使い方や例文

「以下」と「未満」と「以上」と「超過」は、数量の範囲や基準の他に、思惑や感覚など目に見えない部類・分類わけなどにも使われます。こちらの項目では、それぞれの使い方について例文を交えながら紹介しますね。

【数量の範囲や基準】
■38点以下は赤点なので追試=38点を含めた37点から下の点数が赤点。
■17歳以上が対象のアニメ=17歳を含めた18歳から上の年齢が対象。
■20歳未満は飲酒できません=20歳から上の年齢はお酒が飲めるが19歳より下は飲んではダメ。
■120km超過のスピードは違反=120kmまでなら良いが121kmから上のスピー度は違反。

\次のページで「以下・未満・以上・超過の英語表現は?」を解説!/

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