
二酸化炭素の泡が発生する
重曹とクエン酸を混ぜたものに水を足すと、シュワシュワと細かな泡が発生します。この泡の正体は二酸化炭素なので体に害はありません。混ぜて使っても大丈夫な組み合わせです。
重曹とクエン酸を混ぜたときの洗浄効果ですが、調べてみると「混ぜると効果がある」「混ぜたら効果がない」と2つの説がでてきます。どちらがより有力かというと「混ぜたら効果がない」という説です。
重曹はアルカリ性でクエン酸は酸性の物質。アルカリ性のものと酸性のものを混ぜると、中和作用が起こってお互いの効果を打ち消してしまうのです。
重曹とクエン酸を混ぜると泡が出るので、洗浄力が強いように見えますが、実際は泡で汚れを浮かす程度。汚れをしっかり落とすような効果は望めません。
別々に使った方が洗浄力は高いと言えるでしょう。
目的によって使い分けよう
掃除に使えたり、料理にも使えたりと重曹はかなり役立つアイテムです。スーパーやドラッグストア、ネットショップでも手軽に購入することができます。重曹は元々自然界にある物質なので、地球に優しい成分です。洗剤ばかり使うのではなく、日常的に取り入れてみるといいでしょう。
掃除用と食用では含まれる不純物の量が変わるので、目的に合わせて使い分けてみてくださいね。