
食用重曹の使い方
食用重曹の使い方は大きく分けると、以下の2点になります。
(1)お菓子作りなど
重曹は加熱すると炭酸ガスが発生するため、お菓子の生地を膨らます膨張剤として使える。重曹を使うと黒糖のような独特な風味が残る場合も。洋菓子より、どら焼きや蒸し饅頭など和菓子を作るときに使うのがおすすめ。
(2)食材の下ごしらえ
肉や魚の臭み取り、根菜(タケノコなど)や山菜(ワラビなど)のあく抜きなどに使える。あく抜きする場合に使う重曹の量は、水1Lに対して小さじ1〜2杯程度にすると良い。
また、ほうれん草やブロッコリーなど緑色の野菜を茹でるとき、重曹を入れると色鮮やかに仕上がる。ただ重曹を入れすぎると風味に影響が出る可能性も。ひとつまみ程度の量で試してみるのがおすすめ。
掃除用重曹と食用重曹は代用できる?

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掃除用重曹と食用重曹の一般的な価格比べると、掃除用重曹の方が安い傾向にあります。もし代用できるなら、安い方を買って使いたいと思う方も沢山いらっしゃるはずです。
さっそく、それぞれ代用することは可能なのか解説していきます。
食用重曹で掃除することは可能
結論を言うと、食用重曹で掃除をすることは可能です。食用重曹も掃除用重曹と主な成分は変わらないので、効果もほとんど変わりません。
ただ、掃除用重曹を料理に使うのはやめましょう!重曹は基本的に人体に無害な物質ですが、掃除用の重曹は「食品衛生法」に則って作られたものではありません。
食用の重曹に比べて不純物が多く含まれていることがほとんどなので、掃除用はあくまで掃除に使うのがいいと言えるでしょう。
重曹とクエン酸は混ぜるとどうなる?
重曹と同じくらい、掃除に役立つと人気なクエン酸。クエン酸は酸性の物質です。アルカリ性の重曹ではできないトイレの消臭や、水垢掃除などにも効果があるという特徴を持っています。
このクエン酸を重曹と混ぜて使うとどんな反応が起きるのか、また洗浄効果はどうなるのかをみていきましょう。
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