
ダウンとフェザーの特徴と機能

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ダウンとフェザーは、主にダックやグースなどの水鳥の羽毛と羽根の違いでしたね。採取される部位が違うことで形状も見た目も異なる2つですが、さらにここからは詳しい特徴や機能についてもご紹介していきます。
ダウンは軽量で保温性が高い
ダウンの特徴としては、なんといっても軽量で保温性が高いというところ。
羽毛の中でも羽枝や産毛が多く、タンポポの綿毛のような丸くフワッとした形のものを「ダウンボール」と呼びます。このダウンボールは羽枝が重なった隙間に空気の層ができ、温められると断熱層になるので熱を逃さず冷気を遮断する効果があるのです。これによりダウンボールが大きいほど高い保温性を保ち、空気の層を多く含むため軽量になり高品質とされます。
フェザーは弾力があり通気性が良い
フェザーの特徴としては、羽軸があるため弾力があり通気性が良いというところ。
フェザーはスモールフェザーとラージフェザーがありますが、スモールフェザーの方が全体が湾曲しており弾力性があります。中綿に使用する際、ダウンだけでは柔らかすぎて一ヶ所に寄ってしまったり形が崩れやすいのですが、フェザーを混ぜる事で弾力と耐久性が生まれ、ダウンのふんわり感も保つことができるのです。
ダウンとフェザーを使用した製品

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ダウンとフェザーはお互いに混合する事で、保温力と弾力性を発揮してさまざまな製品に利用されていますよね。製品によっても混合の割合などに特徴があるので、主に使用されている製品についてもみていきましょう。
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