国語言葉の意味

「澄まし顔」の意味や使い方は?例文や類語を字幕制作者がわかりやすく解説!

この記事では「澄まし顔」について解説する。

端的に言えば澄まし顔の意味は「よそ行きのツンとした顔」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

ドラマやアニメなど、数多くの映像字幕を作成した経験があるNagiを呼んです。一緒に「澄まし顔」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/Nagi

映像翻訳スクール出身。翻訳、チェッカー以外にも、CC字幕(クローズドキャプション)の制作多数。言葉を文字で表現する「字幕」の世界に数多く触れてきた経験を活かして、分かりやすく解説する。

「澄まし顔」の意味や語源・使い方まとめ

image by iStockphoto

「澄まし顔(がお)」と聞いて筆者がまず思い浮かべたのは、有名な童謡「うれしいひなまつり」の歌詞の一節。また、幼い頃に観ていたテレビアニメ「ひみつのアッコちゃん」のオープニング曲も思い浮かびました。「澄まし顔」という表現がピンとこないという人であっても、今まで澄まし顔をしたことがない人はいないはずです。

それでは早速「澄まし顔」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「澄まし顔」の意味は?

まずは、国語辞典に記載されている意味を見てみましょう。「澄まし顔」には、次のような意味があります。

いかにも気取っている顔。とりすましている顔。また、そのさま。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「澄まし顔」

辞書の記載にある「とりすましている」とは、すました顔つき(すまし顔)をしているという意味です。具体的に言うと、いかにもまじめそうな顔つきや態度をしたり、よそ行きの気取った表情を見せることを意味します。子どもが澄まし顔をする様子は、何とも可愛らしいものですよね。

一方、大人の澄まし顔にはネガティブな意味合いが少し強くなります。状況によっては「気取り屋」「すましている人」というイメージにつながるので注意が必要です。

「澄まし顔」の語源は?

次に「澄まし顔」の語源を確認しておきましょう。

「澄」という漢字には「にごりがない」という意味があります。「澄み渡った青空」や「澄んだ肌」など、透明なイメージや雑念がない状態を表現する際に広く使われていますね。「澄まし顔」は、そういったクリアな状態をあえて作り、顔面に出しているということ。つまり、透明感のある表情を意図的に、あるいは無意識に作っているのが「澄まし顔」であり、そこには普段の自分や本心が隠されているというわけです。

\次のページで「「澄まし顔」の使い方・例文」を解説!/

次のページを読む
1 2 3 4
Share: