TOEICの通常のテストとIPテストの違いについてみていきます。実はTOEICと一口に言っても、公開テストとIPテストという二種類のテストが存在する。自分がこれまでに受けてきたテストやこれから受けようとしているテストがどちらにあたるのか、本記事を読んで理解しておこう。元英米文学科のぽりにかと解説していきます。

ライター/ぽりにか

学生時代には英米文学科で翻訳学について学んでいた。塾の講師を務めていた経歴もあり、英語の知識や英語学習について詳しい。

TOEICには公開テストとIPテストがある!

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TOEICには、公開テストとIPテストの二種類があります。それぞれどのようなテストなのかをみていきましょう。

TOEIC 公開テストとは

TOEIC 公開テストとは、国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)が主催する、個人受験を主としたTOEICテストです。参加者は個人で受験申し込みを行います。

TOEIC IPテストとは

TOEIC IPテストとは、団体が受験するTOEICテストです。主催者は、学校や塾、企業などの団体になります。IPとはInstitutional Programの略です。開催には、一定の人数の受験数が必要になります。

公開テストとIPテストの違いと使い分け

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公開テストとIPテストは受験形式が異なることが分かりました。ここでは細かな違いや使い分けについてみていきましょう。

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公開テストはより公式的なテスト

公開テストは主催者がTOEIC運営団体であることもあり、より公式的なTOEICテストだと言っていいでしょう。TOEIC公開テストでは、受験後に「公式認定証」(写真と名前が入っている公式的に発行されるスコアレポート)が発行されることが大きな特徴です。IPテストとは英語力の測定において違いはありませんが、中には「公式認定証」の提出を求められるケースもあるので、注意しましょう。

様々なメリットがあるIPテスト

IPテストでは、団体受験ならではのメリットがあります。一番大きなメリットは、受験料です。公開テストが6,490円(税込)なのに対し、IPテストは4,230円(税込)と安価になっています。主催団体によっては受験料の割引などを行っている場合もあるでしょう。公式認定証は発行されませんが、代わりにスコアレポートが届くので、結果の確認という点では大きな違いはありません。

試験形式や難易度は同じ

公開テストとIPテストでは、試験の形式や難易度に大きな違いはありません。違いとしては、公開テストは毎回新しい問題が作成されるのに対し、IPテストは過去問の再利用が行われています。

まだまだある!英語力を測るテスト

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TOEICの2種類のテストについて解説したところで、他にもいくつかある英語力のテストについてご紹介します。

留学に必要なTOEFL

TOEFLは、Test of English as a Foreign Langageの略称です。直訳すると、「外国語としての英語の試験」となります。つまり、英語を母国語としない人に向けた英語力測定のための試験だといえるでしょう。TOEFLは留学の際に一定のスコアを求められることが多いです。外国の学校で専門的な知識を学ぶ上では、普段のコミュニケーション力とは異なる語学力を求められるため、TOEICとは異なる技能を求められます。

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小中学生に人気の「英検」

英検の正式名称は、実用技能英語検定です。公益財団法人日本英語検定協会が実施する、日本発の英語検定となります。文部科学省が後援をしているため、日本の英語教育における一つの指標と言えるでしょう。

英検は5級から1級の全7級(準2級と準1級があります)に分かれています。特に小中学生に人気の検定となっており、中学卒業程度の技能を求められる英検3級を高校受験時期に受験された方も多いのではないでしょうか。

もう一つのスタンダード「IELTS」

IELTSは、TOEFLと同様に海外への留学の際に受講されることが多い試験です。また、試験内容もTOEFLと同じ4技能ですが、IELTSは筆記試験となります。国や機関によってはTOEFLを認めない場合があり、その場合に必要になるのがIELTSのスコアです。特にイギリスでは、留学ビザにTOEFLを認めないケースがありますので、留学を検討している場合にはしっかりと要綱を確認しましょう。

自分の目的に合ったTOEICテストを選ぼう!

TOEICの公開テストとIPテストの違いを中心に、英語力を測るテストについて解説してきました。一口にTOEICテストといっても、受験方式が異なるテストがあり、どちらにもメリット・デメリットがあります。英語の学習に集中するためにも、本記事を読んで、自分に合ったTOEICテストを事前に把握しておきましょう!

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資格・専門雑学

3分でわかる!TOEICとIPの違いや使い分けについて、元英米文学科のライターがわかりやすく解説!

TOEICの通常のテストとIPテストの違いについてみていきます。実はTOEICと一口に言っても、公開テストとIPテストという二種類のテストが存在する。自分がこれまでに受けてきたテストやこれから受けようとしているテストがどちらにあたるのか、本記事を読んで理解しておこう。元英米文学科のぽりにかと解説していきます。

ライター/ぽりにか

学生時代には英米文学科で翻訳学について学んでいた。塾の講師を務めていた経歴もあり、英語の知識や英語学習について詳しい。

TOEICには公開テストとIPテストがある!

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TOEICには、公開テストとIPテストの二種類があります。それぞれどのようなテストなのかをみていきましょう。

TOEIC 公開テストとは

TOEIC 公開テストとは、国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)が主催する、個人受験を主としたTOEICテストです。参加者は個人で受験申し込みを行います。

TOEIC IPテストとは

TOEIC IPテストとは、団体が受験するTOEICテストです。主催者は、学校や塾、企業などの団体になります。IPとはInstitutional Programの略です。開催には、一定の人数の受験数が必要になります。

公開テストとIPテストの違いと使い分け

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公開テストとIPテストは受験形式が異なることが分かりました。ここでは細かな違いや使い分けについてみていきましょう。

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