データのサイズを表すKB、MB、GBの大きさの違いについてみていきます。一人一台スマートフォンを持つことが当たり前になってきた時代では、KBやMB、GBといった言葉を目にすることも当たり前になってきているが、それらが表すデータの大きさについて、皆は正しく理解できているでしょうか。これらをうまく使いこなすためにも、ガジェット大好きなぽりにかと解説していこう。

ライター/ぽりにか

ガジェットが大好きなwebライター。学生の頃から自作PCを組み、オンラインゲームをプレイすることが好きだった。

データの容量を表すbit(ビット)とbyte(バイト)

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KB、MB、GBの違いについてみていく前に、データを表す単位であるbitとbyteについて理解しておきましょう。

bitとはコンピューターが扱うデータの単位

bitとはbinary digit(バイナリーディジェット)の略で、日本語では「2進数」で表されます。コンピューターは、「0」と「1」の2つの数値の羅列によって物事を表現・処理しており、コンピューター上のあらゆる情報の最小単位は「0」か「1」です。そして、この「0」と「1」を入れる箱がbitとなります。

byte(バイト)という単位もある

データの単位としてよく使われるのがbyte(バイト)です。1byte=8bitであり、bitのままデータ量を表すと膨大な数値になってしまうので、一般的にこのbyteを使用します。

KB、MB、GBの違い

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データの単位であるbit、byteについて理解できたところで、KB、MB、GBについて解説していきます。

\次のページで「KB=1byte×1,000」を解説!/

KB=1byte×1,000

KB(キロバイト)は、1byteが1,000(1K)個あることを示す単位です。小さなファイルデータなどだとKB単位のデータもありますが、大容量化が進む現代ではかなり小さな単位だといえるでしょう。

MB=1byte×1,000,000

MB(メガバイト)は、1byteが1,000,000(1M)個あることを示す単位です。1MB=1,000KBになります。音楽データや高画質化が進む写真データなどはMB単位のファイルが多いです。パソコンやスマホの実質的な通信速度もMB/s(一秒間あたりにMB単位のデータを通信する)が一般的になってきました。

GB=1byte×1,000,000,000

GB(ギガバイト)は、1byteが1,000,000,000(1G)個あることを示す単位です。1GB=1,000MB=1,000,000KBになります。ゲームや動画、アプリケーションといった容量の大きなデータでは、GBが標準的なの単位です。また、スマートフォンの通信容量などでギガという言葉をよく耳にしますが、それらもGBの事を指しているケースが多いでしょう。5Gの普及に伴い、今後益々一般化されていく単位だといえます。

まだまだある!データ容量の単位

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KB、MB、GBの違いについてみてきたところで、これらの単位よりも更に大きな単位について解説していきます。

一般にも普及してきたTB

TB(テラバイト)はGBよりも更に大きな単位で、1byteが1,000,000,000,000(1T)個あることを示す単位です。1TB=1,000GB=1,000,000MB=1,000,000,000KBになります。先ほどGBの項目でも触れたとおり、最近では1つのファイルでGB単位の容量を持つファイルも珍しくなくなってきました。それらのファイルを多く保管する上で、TB単位のハードディスクやストレージなどが一般的に使われるようになってきています。

\次のページで「今後使われることが増えるであろうPB」を解説!/

今後使われることが増えるであろうPB

PB(ペタバイト)はTBのさらに上の単位で、1byteが1,000,000,000,000,000(1P)個あることを示す単位です。1PB=1,000TB=1,000,000GB=1,000,000,000MB=1,000,000,000,000KBになります。

流石の現代でもPBは途方もない単位であり、一般的に利用されているケースはありません。(千葉大学が作成した「模擬宇宙」のデータ容量が3PBだったとか)とはいえ、データの大容量化は今後も続いていくと考えられており、TB単位ではデータ保管が間に合わない時代も来るかもしれません。その際には、PB単位のハードディスクなどが登場する可能性もあるでしょう。

データ容量を意識してみよう!

KB、MB、GBの違いを中心に、様々なデータの単位について解説してきました。普段あまり意識されない方もいるとは思いますが、それぞれの単位の大きさや関係性を理解しておくことで、スマートフォンの残容量などからあとどれくらいのファイルを保存することが出来るか容易に計算することが出来ます。本記事を読んで、データの容量について正しく把握してみましょう!

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IT・プログラミング雑学

3分でわかる!データのサイズを表すKB、MB、GBの違いについてガジェット大好きライターがわかりやすく解説!

データのサイズを表すKB、MB、GBの大きさの違いについてみていきます。一人一台スマートフォンを持つことが当たり前になってきた時代では、KBやMB、GBといった言葉を目にすることも当たり前になってきているが、それらが表すデータの大きさについて、皆は正しく理解できているでしょうか。これらをうまく使いこなすためにも、ガジェット大好きなぽりにかと解説していこう。

ライター/ぽりにか

ガジェットが大好きなwebライター。学生の頃から自作PCを組み、オンラインゲームをプレイすることが好きだった。

データの容量を表すbit(ビット)とbyte(バイト)

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KB、MB、GBの違いについてみていく前に、データを表す単位であるbitとbyteについて理解しておきましょう。

bitとはコンピューターが扱うデータの単位

bitとはbinary digit(バイナリーディジェット)の略で、日本語では「2進数」で表されます。コンピューターは、「0」と「1」の2つの数値の羅列によって物事を表現・処理しており、コンピューター上のあらゆる情報の最小単位は「0」か「1」です。そして、この「0」と「1」を入れる箱がbitとなります。

byte(バイト)という単位もある

データの単位としてよく使われるのがbyte(バイト)です。1byte=8bitであり、bitのままデータ量を表すと膨大な数値になってしまうので、一般的にこのbyteを使用します。

KB、MB、GBの違い

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データの単位であるbit、byteについて理解できたところで、KB、MB、GBについて解説していきます。

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