この記事では扇風機とサーキュレーターの違いについてみていきます。どちらも風を出す電化製品というイメージがあるよな。この2つは同じような機能があるように見えて混同しがちですが、違いはずばり使用目的にあるようです。その他にも機能や使い方、電気代や代用可能かなど調べるといろいろとあるみたいです。
今回は快適に生活するには欠かせない扇風機とサーキュレーターの違いを、専業主婦歴10年の暮らし情報マニアささき葵と一緒に解説していきます。

ライター/ささき葵

暮らしに関する情報マニアの、子ども3人を育てる専業主婦。暮らしに必要なアイテムを、徹底的に調べて比較することが大好きな主婦ライターです。

扇風機とサーキュレーターの違いは使用目的!

image by iStockphoto

風を送るための家電として昔から使われている扇風機。どの家庭にも一台はあるのではないでしょうか?それと似た家電でサーキュレーターも近年よく耳にしますが、実際はどこが違うの?代用できるの?と疑問を持つ方も多く、私もその1人でした。結論から言うと、扇風機とサーキュレーターは使用目的に大きな違いがあります

扇風機は人が風にあたって涼むもの

扇風機の使用目的は、人が扇風機から出る風にあたることで涼むためのもの

そのため扇風機は、人が心地よいと思う柔らかな風で風量も多く、首振り機能などがあるため近くの距離に左右広範囲に風が届きます。また、人がいる空間を快適にする目的があるため、動作音も静かで就寝時に寝室で使用するのにも最適。

サーキュレーターは部屋の空気を循環させるもの

サーキュレーターの使用目的は、部屋の空気の流れをつくり空気を循環させるためのもの

サーキュレーターは、人にあてるものではなく空気を動かすことが目的なので、風が直線的にまっすぐで風力が強く、遠くの距離まで届きます。回転させたり角度を調節することもでき、強い風を狭い範囲でまっすぐに送るため、室内の空気を攪拌し循環させる効果があるのです。

扇風機とサーキュレーターの効果的な使い方

image by iStockphoto

使用目的が違うことがわかった扇風機とサーキュレーターですが、実際はどのように使い分ければいいのでしょうか?それぞれの特徴を最大限に活かした、効果的な使い方をご紹介します。

\次のページで「扇風機のおすすめな使い方」を解説!/

扇風機のおすすめな使い方

扇風機はこれらの使い方がおすすめです。

・体に風をあてて涼む
・夏場の気温が高くない日にエアコンの代わりに
・エアコンの冷え方が苦手な人に
・就寝時にタイマーをセットして

真夏にエアコンと扇風機を併用して風を浴びながら涼むのもいいですが、エアコンはなくても過ごせる気温だけど涼みたい時、扇風機が最適です。

体に風を浴びるだけでも十分涼しく感じ、首振り機能で広範囲で涼風を送れるので、家族みんなが快適に過ごせます。就寝時は動作音も静かなため睡眠の邪魔にならず、タイマー機能を使えば冷えすぎも防げますね。

サーキュレーターのおすすめな使い方

サーキュレーターはこれらの使い方がおすすめです。

・エアコンと併用する
・空気の循環による室温調整
・空気の入れ替え
・部屋干しの乾燥の時短に

エアコンだけの使用では暖かい空気は上に溜まり、冷えた空気は下に溜まります。サーキュレーターを使えば空気が循環され、部屋全体の温度を均一にして快適に過ごせますね。

サーキュレーターで部屋を適温に保つことで、エアコンの消費電力も下がるため、電気代の節約にも役立ちます。また、洗濯物などは風を当てる方が早く乾くことから、部屋干しの時にもサーキュレーターの風をあてれば乾燥が時短になり便利です。

\次のページで「扇風機とサーキュレーターの電気代の比較は?」を解説!/

扇風機とサーキュレーターの電気代の比較は?

image by iStockphoto

ここまでで、それぞれに適した効果的な使い方がわかりましたが、電気代に差があるのかどうかも重要なポイントですよね。扇風機とサーキュレーターの電気代の比較も見ていきましょう。

どちらも大きな差はない

扇風機もサーキュレーターも、最大の風量での消費電力はおよそ40w程で、1時間あたりでも1円程度と同じ電気代なんです。これは1日10時間の使用でも1ヶ月300円程度なので、それほど電気代はかからないということ。

さらに本体価格は上がりますがDCモーター搭載のものを選べば、省エネで消費電力も通常の半分程度に抑えられます。そよ風のような優しい風など、風量も細かく調整できる上に動作音も静かなため、赤ちゃんのいるご家庭には特におすすめです。

扇風機とサーキュレーターは代用可能?

扇風機の風向きを固定して空気を多少循環させることはできますが、サーキュレーターに比べて遠くまで風が届かない点や、扇風機は上に風を向けることができないので、上に停滞した暖かい空気を循環させることは難しいでしょう。

逆にサーキュレーターを扇風機のように体にあてて使用すると、ピンポイントの部分に強い風があたるため快適さに欠けるでしょう。首振り機能を使っても、上下にも広範囲で広がる扇風機のようにはいかず、左右に狭い範囲でしか風を送れません。

どうしても一台で併用したい場合は、サーキュレーター機能のついた扇風機などを検討してみるといいですね。

使用目的にあったタイプを選んで快適に過ごそう!

扇風機とサーキュレーターは、人が風を浴びて涼をとる目的と、部屋の空気を循環させて室温を快適に保つ目的と違いが分かれましたね。同じ風を送る家電でも、使い方を知ればそれぞれの機能を効果的に活用できるのです。我が家はみんなが集まるリビングには扇風機、寝室はエアコンと併用で空気を循環させるサーキュレーターと使い分けています。みなさんも使用目的に合わせて使い分け、快適な生活をおくりましょう。

" /> 3分で分かる扇風機とサーキュレーターの違い!使う目的が違う⁈機能や使い方、電気代や代用できるかなど専業主婦歴10年の暮らし情報マニアがわかりやすく解説 – ページ 2 – Study-Z
暮らし雑学

3分で分かる扇風機とサーキュレーターの違い!使う目的が違う⁈機能や使い方、電気代や代用できるかなど専業主婦歴10年の暮らし情報マニアがわかりやすく解説

扇風機のおすすめな使い方

扇風機はこれらの使い方がおすすめです。

・体に風をあてて涼む
・夏場の気温が高くない日にエアコンの代わりに
・エアコンの冷え方が苦手な人に
・就寝時にタイマーをセットして

真夏にエアコンと扇風機を併用して風を浴びながら涼むのもいいですが、エアコンはなくても過ごせる気温だけど涼みたい時、扇風機が最適です。

体に風を浴びるだけでも十分涼しく感じ、首振り機能で広範囲で涼風を送れるので、家族みんなが快適に過ごせます。就寝時は動作音も静かなため睡眠の邪魔にならず、タイマー機能を使えば冷えすぎも防げますね。

サーキュレーターのおすすめな使い方

サーキュレーターはこれらの使い方がおすすめです。

・エアコンと併用する
・空気の循環による室温調整
・空気の入れ替え
・部屋干しの乾燥の時短に

エアコンだけの使用では暖かい空気は上に溜まり、冷えた空気は下に溜まります。サーキュレーターを使えば空気が循環され、部屋全体の温度を均一にして快適に過ごせますね。

サーキュレーターで部屋を適温に保つことで、エアコンの消費電力も下がるため、電気代の節約にも役立ちます。また、洗濯物などは風を当てる方が早く乾くことから、部屋干しの時にもサーキュレーターの風をあてれば乾燥が時短になり便利です。

\次のページで「扇風機とサーキュレーターの電気代の比較は?」を解説!/

次のページを読む
1 2 3
Share: