この記事ではオーブンとグリルの違いについてみていきます。2つとも食材を加熱するためのアイテムというイメージがあるよな。違いはずばり加熱方法のようですが、食材の仕上がりなど調べてみるといろいろ違いがあるみたいです。
今回はそんな料理に欠かせないアイテムの違いを、加熱の仕組みなどから確認しつつ、料理好きライター田嶋と一緒に解説していきます。

ライター/田嶋あこ

食いしん坊な料理好きライター。料理の手間がはぶける便利な調理グッズに目がなく、新作のチェックは欠かさない。日々の料理経験を活かして違いをわかりやすく解説していく。

ざっくりしたオーブンとグリルの違いはどこ?

image by iStockphoto

食材に熱を加える調理器具であるオーブンとグリル。用途はわかるけど、正直違いがわからないという方も多いのではないでしょうか?まずはざっくりした違いからご紹介していきます!

オーブンとグリルは「加熱方法」が違う

オーブンとグリルは「加熱方法」が違います。オーブンは火やヒーターで庫内の空気を熱して、その空気の熱を食材に伝えるという仕組みです。

グリルは空気の熱を食材に伝えるだけでなく、火やヒーターで直接加熱もする仕組みになっています。オーブンに比べて加熱時間が短くて済むのも特徴です。

ちなみにグリルは、上から加熱する「片面タイプ」と、上下から加熱する「両面タイプ」があります。

オーブンとグリルの特徴をチェック!

オーブンやグリルで加熱したとき、食材がどうなるのか気になりますよね?調理器具の特徴と共に、それぞれで食材を加熱した場合の仕上がりについてもチェックしていきましょう。

オーブン:中までしっかりと熱が通る

オーブンは、熱された庫内の空気で食材を加熱していく調理器具です。周りからじんわりと焼いていくので、まんべんなく中までしっかりと食材に熱を通すことができます。

また、作りたい料理に合わせて細かく温度を調節することも可能です。ただ、食材によっては完成するまでにかなり時間がかかることも。下ごしらえをしている間に、オーブンを予熱しておくと時短になるのでおすすめです!

\次のページで「グリル:表面を中心に短時間で熱が通る」を解説!/

グリル:表面を中心に短時間で熱が通る

グリルという言葉は、焼網や網焼きを意味します。バーベキューや焼き肉をイメージするとわかりやすいですね。

ガスコンロについている魚焼きグリルや、オーブンレンジのグリル機能も仕組みはほぼ同じ。グリル内の熱された空気だけでなく、直接的な熱も利用して焼いていくので、食材に短時間で熱が通ります。

オーブンと違って予熱する必要もないので、ササッと焼きたい時におすすめです!ただ分厚い食材は熱が中まで通る前に、表面が焦げてしまうことも。食材を小さくしたりアルミホイルで包んだりするなど、工夫してみましょう。

オーブンとグリルのそれぞれに適したおすすめ料理は?

image by iStockphoto

オーブンとグリルは加熱方法が違うので、適した料理の種類も異なります。それぞれどのような料理に向いているのか気になりますよね?早速みていきましょう。

オーブン:ムラなく熱を加えたい料理

高温で熱された空気を利用して食材に熱を加えていくオーブン。全方位からじわじわと熱が通っていくので、ムラなく焼き上がります。厚みのある食材や、均等に熱を通す必要がある料理を作る際におすすめです。

オーブンにおすすめな料理

・ローストビーフ
・ハンバーグ
・肉や野菜のオーブン焼き
・パン
・クッキー
・ケーキ など

グリル:焼き色をしっかりつけたい料理

食材に直接熱を加えるグリルは、こんがりとした焼き色をつけることが得意。かなり厚みのある食材は苦手ですが、基本的に何でも焼くことができ、様々な料理に活躍します。

鶏肉など、皮はパリッとさせて身はジューシーに仕上げたいときにもぴったり!普段フライパンで作っている料理をグリルで作るのもおすすめです。

グリルにおすすめな料理

・グラタン
・焼き魚
・ステーキ
・タンドリーチキン
・トースト
・ピザ
・焼き鳥 など

\次のページで「オーブンやグリルと似ている調理器具の特徴も知りたい!」を解説!/

オーブンやグリルと似ている調理器具の特徴も知りたい!

image by iStockphoto

オーブンやグリル以外にも、食材の加熱を目的とした調理器具があります。例えばトースターや電子レンジ、スチームオーブンなど。オーブンやグリルと違いがあるのか、似ている調理器具の特徴をチェックしてみましょう。

トースター:食パンを焼くにの最適

本来トースターは、食パンをキツネ色に焼くための調理器具です。熱源はヒーター(電気)で、昔は「ポップアップ型」と呼ばれるトースターがよく使われていました。

ポップアップ型は、専用の溝に食パンを入れて焼いていきます。溝の近くにヒーターがあるため、素早く食パンを焼き上げることが可能です。外はカリッと中はモチッとした食感を楽しめます。

現在はオーブントースターと呼ばれる「オーブン型」が主流です。食材を置く場所があるので、食パンを焼く以外にグラタンやクッキーを作ることもできます。

また名前にオーブン型とありますが、加熱方法はグリルに近いです。魚焼きグリルやグリル機能付きのオーブンレンジを持っていなくても、トースターがあれば代用することもできますよ。

電子レンジ:焼かずに温めることができる

電子レンジは、マイクロ波を食材の中にある水分にあて、水の分子を振動させて熱を生み出すという仕組みになっています。オーブンやグリルと加熱方法が全く違いますね!

あくまで水を発熱させて食材を温めることが目的なので、焼き目をつけることはできません。すでに完成している料理を温めたり、食材の下ごしらえに使ったり、冷凍食品の解凍などに役立ちます。

スチームオーブン:余分な油&塩分をカットしながら加熱できる

最近注目を集めているスチームオーブン。加熱方法も普通のオーブンと異なり、水蒸気をヒーターで熱して発生させた過熱水蒸気で食材を焼いていきます。オーブンの庫内に水蒸気が発生するので食材が乾燥しづらく、ふっくらしっとりした仕上がりに。

また余分な油や塩分を焼きながらカットしてくれるので、ヘルシーになるのも特徴です。一般的なオーブンより値段は高価になりますが、健康にも気をつけられるので人気があります。

目的に合わせて使い分けよう

オーブンやグリルは毎日の料理に役立つ便利な調理器具です。どちらも食材などの素材を加熱するためのものですが、それぞれ加熱方法や仕上がりは異なります。

じっくりまんべんなく熱を通したいときはオーブンを。表面にハッキリと焼き色をつけたり、時短で調理したいときはグリルを使うのがおすすめです。

オーブン・グリル・レンジ機能が1台に備わった調理器具もあるので、料理の幅を広げたい方はチェックしてみてください。目的に合わせて使い分けてみましょう!

" /> 3分でわかるオーブンとグリルの違い!加熱方法や特徴の違いなどを料理好きライターが詳しくご紹介 – Study-Z
雑学食べ物・飲み物

3分でわかるオーブンとグリルの違い!加熱方法や特徴の違いなどを料理好きライターが詳しくご紹介

この記事ではオーブンとグリルの違いについてみていきます。2つとも食材を加熱するためのアイテムというイメージがあるよな。違いはずばり加熱方法のようですが、食材の仕上がりなど調べてみるといろいろ違いがあるみたいです。
今回はそんな料理に欠かせないアイテムの違いを、加熱の仕組みなどから確認しつつ、料理好きライター田嶋と一緒に解説していきます。

ライター/田嶋あこ

食いしん坊な料理好きライター。料理の手間がはぶける便利な調理グッズに目がなく、新作のチェックは欠かさない。日々の料理経験を活かして違いをわかりやすく解説していく。

ざっくりしたオーブンとグリルの違いはどこ?

image by iStockphoto

食材に熱を加える調理器具であるオーブンとグリル。用途はわかるけど、正直違いがわからないという方も多いのではないでしょうか?まずはざっくりした違いからご紹介していきます!

オーブンとグリルは「加熱方法」が違う

オーブンとグリルは「加熱方法」が違います。オーブンは火やヒーターで庫内の空気を熱して、その空気の熱を食材に伝えるという仕組みです。

グリルは空気の熱を食材に伝えるだけでなく、火やヒーターで直接加熱もする仕組みになっています。オーブンに比べて加熱時間が短くて済むのも特徴です。

ちなみにグリルは、上から加熱する「片面タイプ」と、上下から加熱する「両面タイプ」があります。

オーブンとグリルの特徴をチェック!

オーブンやグリルで加熱したとき、食材がどうなるのか気になりますよね?調理器具の特徴と共に、それぞれで食材を加熱した場合の仕上がりについてもチェックしていきましょう。

オーブン:中までしっかりと熱が通る

オーブンは、熱された庫内の空気で食材を加熱していく調理器具です。周りからじんわりと焼いていくので、まんべんなく中までしっかりと食材に熱を通すことができます。

また、作りたい料理に合わせて細かく温度を調節することも可能です。ただ、食材によっては完成するまでにかなり時間がかかることも。下ごしらえをしている間に、オーブンを予熱しておくと時短になるのでおすすめです!

\次のページで「グリル:表面を中心に短時間で熱が通る」を解説!/

次のページを読む
1 2 3
Share: