この記事ではボストンテリアとフレンチブルドッグの違いについてみていきます。2匹ともどちらも鼻が低く愛嬌のある顔でよく似ている犬種ですね。違いはずばり体型のようですが、耳や被毛・性格など調べてみるといろいろ違いがあるみたいなんです。
今回はそんなよく似た2匹の犬種の違いをパグとの違いも合わせて雑学好きなライター食いしん坊主婦と一緒に解説していきます。

ライター/食いしん坊主婦

食べることと調べることが大好き。気になった物事はついつい調べてしまうが忘れっぽいのが難点。

ボストンテリアとフレンチブルドッグの違いは体型にあり!?

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ボストンテリアもフレンチブルドッグも鼻ペチャで口元のたるんだ皮膚が特徴的ですよね。このよく似た特徴のおかげでどちらがどっちの犬種か分からない…といった方も多くいるのではないでしょうか。ですが、よく見ると2匹の違いは体型にあるんです。

ボストンテリアは手足がスラッとした小型犬

ボストンテリアとフレンチブルドッグはパッと見よく似てはいますが、成長するとはっきりと体型に違いが表れます。ボストンテリアは体高38~43cm・体重4.5kg~11kg小型犬。フレンチブルドッグに比べるとやや小さく、スラっと長めの手足をしていますよ。

フレンチブルドッグはがっちりした短め手足の中型犬

一方フレンチ・ブルドッグは体長26~31㎝・体重9~14㎏中型犬。ボストンテリアよりもやや大きく、筋肉質でがっちりしており胴体も太めです。スラッとした手足のボストンテリアに比べ短い手足をしています。このように、よく見ると2匹には体型の違いがあるんです。

ボストンテリアとフレンチブルドッグ、耳のここが違う!

ボストンテリアとフレンチブルドッグは小型犬と中型犬という体型の違いもありますが、実はにも違いがあるんです。ボストンテリアは三角形で先の尖っているやや小さめな耳。対してフレンチ・ブルドッグの耳は楕円形のような形でこうもりの羽のように見えることから「バットイヤー(コウモリ耳)」と呼ばれています。

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ボストンテリアとフレンチブルドッグの被毛カラーはこう違う!

ボストンテリアとフレンチブルドッグの違いは被毛のカラーにもあります。ボストンテリアのカラーはブリンドル(黒地のベースにホワイトやベージュが入った毛色)、シール(明るい日光の下などでは赤みがかって見えるがその他では黒に見える特殊なカラー)、ブラック。このいずれかのカラーに、口元や目と目の間・首・胸にホワイトマーキングが入ります。この配色はタキシードを着ているように見えることから、「タキシード・カラー」と呼ばれるそうですよ。対してフレンチブルドッグは、ブリンドルの他にもベージュ色のフォーンクリーム、黒と白のパイドなど、ボストンテリアよりもバリエーションが多くあります。

ボストンテリアとフレンチブルドッグの性格はどう違う?

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ボストンテリアとフレンチブルドッグ、見た目はとても似ていますが性格は少し対照的なようです。家庭に迎え入れることを考えると性格が合うかどうかも重要なポイントですよね。2匹の性格は一体どのように違ってくるのでしょうか。

元気で活発なボストンテリア

ボストンテリアはとても活発。元気に走り回るのが大好きです。また知能が高くしつけもしやすいので初心者でも飼いやすいと言われています。飼い主の言うことをよく聞き、他人や他の犬にもフレンドリーで「アメリカ犬界の紳士」と呼ばれるほど。正義感が強くて愛情深い、寛容でもあるので小さな子供とも仲良く遊ぶことができますよ。基本的には我慢強いですが興奮しやすい一面も。その為飼う場合は「マテ」や「フセ」などをしっかり覚えさせ、人の指示で落ち着けるように育てることが大切です。

のんびり屋のフレンチブルドッグ

フレンチブルドックは筋肉質な見た目とは反対にのんびり屋さんでとても穏やかな性格。落ち着いているのであまりアクティブな活動ができないお年寄りでも飼いやすいと言われています。ですがフレンチブルドックは寂しがり屋で甘えん坊な一面も。精神的にナイーブで、一緒にいる時間をしっかり確保してあげることが必要です。そう言った部分では手がかかるかもしれませんが、だからこそ本当のわが子のように思う気持ちがいっそう強くなるとも言えます。また、ボストンテリアと同じく興奮しやすい部分もあるので、「マテ」や「オスワリ」のしつけもしっかり覚えさせ、お留守番などひとりの時間に馴れさせておくのも大切です。

ボストンテリアとフレンチブルドッグのミックスも存在していた!

最近ではミックス犬もよく見かけますよね。チワプーやチワックス、マルプーなどその名前を聞いたことのある人も多いのではないでしょうか。実はフレンチブルドックとボストンテリアのミックス犬もいるそうなんです。その名も「フレチントン」。似たもの同士でミックスさせてもあまり変わらないのでは…?と不思議に思いますよね。ですがレチントンには「フレンチブルドックの弱点を克服できる」というメリットがあるようです。フレンチブルドックはとても繊細な為、皮膚病や関節系の疾患にかかりやすいんですね。そこに体が丈夫なボストンテリアの遺伝子を組み合わせれば、疾患に強くなる可能性があります。そんなメリットがあることから、フレチントンを飼う人も多いようですよ。

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パグとはどう違う?

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鼻ぺちゃという愛嬌のある顔立ちが似ているからか、ボストンテリア・フレンチブルドッグに加えパグを混同してしまう方も少なくないようです。パグは2匹と見比べると1番区別がつきやすいと思いますよ。見た目の違いとしては2匹よりも小柄で耳が折れていること、しっぽがくるんと巻かれていること(ボストンテリアは短い尻尾、フレンチブルドッグの尻尾はもっと短い)被毛のカラーがフォーン(全身薄茶色で顔だけ黒)、ブラックです。ちなみに原産国もそれぞれ違いがあります。パグは中国、ボストンテリアはアメリカ、フレンチブルドッグはフランス生まれ。

ボストンテリアとフレンチブルドッグの違いを知って見分けよう

ボストンテリアとフレンチブルドッグ、どちらも愛嬌のある顔で可愛いですよね。もちろんパグも。今まで見分けがつかなかったという方も、お散歩中のわんちゃんなど見かけたときはぜひここで読んだ違いを思い出してみてください。わんちゃんとスキンシップが取れると、その子ならではの個性ももちろんあるとは思いますが、性格の違いも実感できるかもしれませんよ。

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生き物・植物雑学

ボストンテリアとフレンチブルドッグの違いは体型にあり?耳や毛・性格の違いやパグとの違いについて雑学好きが分かりやすくわかりやすく解説

この記事ではボストンテリアとフレンチブルドッグの違いについてみていきます。2匹ともどちらも鼻が低く愛嬌のある顔でよく似ている犬種ですね。違いはずばり体型のようですが、耳や被毛・性格など調べてみるといろいろ違いがあるみたいなんです。
今回はそんなよく似た2匹の犬種の違いをパグとの違いも合わせて雑学好きなライター食いしん坊主婦と一緒に解説していきます。

ライター/食いしん坊主婦

食べることと調べることが大好き。気になった物事はついつい調べてしまうが忘れっぽいのが難点。

ボストンテリアとフレンチブルドッグの違いは体型にあり!?

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ボストンテリアもフレンチブルドッグも鼻ペチャで口元のたるんだ皮膚が特徴的ですよね。このよく似た特徴のおかげでどちらがどっちの犬種か分からない…といった方も多くいるのではないでしょうか。ですが、よく見ると2匹の違いは体型にあるんです。

ボストンテリアは手足がスラッとした小型犬

ボストンテリアとフレンチブルドッグはパッと見よく似てはいますが、成長するとはっきりと体型に違いが表れます。ボストンテリアは体高38~43cm・体重4.5kg~11kg小型犬。フレンチブルドッグに比べるとやや小さく、スラっと長めの手足をしていますよ。

フレンチブルドッグはがっちりした短め手足の中型犬

一方フレンチ・ブルドッグは体長26~31㎝・体重9~14㎏中型犬。ボストンテリアよりもやや大きく、筋肉質でがっちりしており胴体も太めです。スラッとした手足のボストンテリアに比べ短い手足をしています。このように、よく見ると2匹には体型の違いがあるんです。

ボストンテリアとフレンチブルドッグ、耳のここが違う!

ボストンテリアとフレンチブルドッグは小型犬と中型犬という体型の違いもありますが、実はにも違いがあるんです。ボストンテリアは三角形で先の尖っているやや小さめな耳。対してフレンチ・ブルドッグの耳は楕円形のような形でこうもりの羽のように見えることから「バットイヤー(コウモリ耳)」と呼ばれています。

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