現代社会

ニュースで耳にする「竹島問題」とは?問題の根源から日韓の主張まで会社員ライターが分かりやすく解説!

よぉ、桜木健二だ。今回はメディアにもよく取り上げられる竹島問題について見ていくぞ。竹島は島根県沖に位置する島で、日本と韓国が互いに自国の領土だとして譲らない状況が続いている島なんだ。そして現在もこの問題は解決していない。こうした竹島問題について、現役会社員ライターのけさまると一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/けさまる

普段は鉄鋼系の事務をしながら、大学時代の人文学科での経験を生かして執筆活動に取り組む。学生時代の研究テーマはイスラームについて。

竹島とは

image by iStockphoto

竹島は島根県沖にある火山島。火山活動は250万年ほど前に停止し、現在は風化と浸食により男島と女島の2つの島と周辺の小さな岩礁の集合体となっています。火山岩でできた小さな島なので資源は乏しく、周辺の海域には豊かな生態系が広がっていますが、竹島の陸上はわずかに草が生えているものの樹木は生育していないため、生態系は発達していません。日韓ではこの竹島近辺の豊かな漁場を求めて互いに所有権を主張しており、現在は韓国の国家警察が常駐しています。日本人の入に関して日本政府は自粛を求めていますが、韓国人観光客は大勢訪れているというのが現状です。

〈地理〉竹島の位置

Japan Korea provisional zone J.svg
Eurodollers – Self-made SVGファイルにて作成, CC 表示-継承 3.0, リンクによる

竹島が位置しているのは島根県沖の北緯37度東経132度の地点です。隠岐からの距離は158km、島根県本土からは211km離れたところにあり、韓国領である鬱陵島からの距離は88km、韓国本土からの距離も217kmと本土からの距離としては二国間のほぼ等間隔の位置にあります。島の総面積は0.21㎢で東京ドーム5個分ほどです。豊かな漁場となっている周辺の海域は対馬暖流とリマン海流が接する場所。かつてはニホンアシカの生息地でしたが、日韓の乱獲により数は激減し、現在では絶滅したと考えられています。

現在の島内

現在竹島は韓国の国家警察が常駐して監視することで実行支配しています。2005年には、日本が2月22日を「竹島の日」と定めたことに韓国政府が反発し、韓国人観光客の入島を解禁しました。

島内に入るには、「独島(=竹島)は韓国のもの」との同意書に署名が必要です。日本人であってもこれに署名すれば竹島への入島が可能となりますが、日本政府はこうした署名に日本人が署名することは後の竹島問題において日本側が不利になるとして、署名及び島への渡航を自粛するよう求めています

竹島問題の経緯

竹島問題の起源となったのは戦後の日本が連合国軍の占領下にあったとき設定されたマッカーサーラインという国領の線引きから竹島が除外されたことでした。やがて占領行政が終了するとともに、上記の線引きも解除されましたが、この3か月前に韓国側が竹島を韓国領に含む独自の国領ラインを設定し、それ以降竹島の所有権を主張。以下でその詳細を追っていきます。

戦後のマッカーサーラインと李承晩ライン

1946年1月、GHQ覚書により連合国軍の支配下にある日本が政治・行政上の権利を手放す領域が定められ、竹島はその手放す領域に含まれていました。竹島への陸上の支配はもちろん、周辺海域での日本漁船の操業停止区域にも指定されます。その後1952年1月、日本が独立回復を果たす3か月前に韓国政府李承晩ラインという独自の国領ラインを設定。そのライン内には当時日本の施政領域から外されていた竹島も含まれていました。

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