今回はそんな園芸に欠かせない植物の違いを、定義から確認しつつ、雑学好きライターの熊家と一緒に解説していきます。
ライター/熊家
現在ライターとして、さまざまな分野で活動している。文学や歴史などのジャンルが得意で、これまで多くの記事を執筆してきた。この経験を生かし文学や歴史、雑学などの知識を分かりやすく解説していく。
ざっくりカサブランカとユリの違いは?
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カサブランカの花を知っていますか?ユリによく似た可憐な花を咲かせる植物です。一見全く同じ花に見えますが、実は違いがあるといいます。今回の記事は、カサブランカとユリの違いについての紹介です。まずはざっくり違いを見ていきましょう。
カサブランカ:オリエンタル・ハイブリッド
カサブランカの品種はユリ科ユリ属なので、大きいくくりではユリの仲間になります。ユリと見た目がほとんど同じですが、違いはヤマユリとタモトユリを組み合わせた、オリエンタル・ハイブリッドの栽培品種であることです。
ユリ:ユリ科ユリ属
ユリの品種はユリ科ユリ属です。真っ白で大ぶりの花が印象的で、園芸・贈り物として人気の高い植物になります。品種改良が盛んに行われていて、それぞれ色・形などが違い多種多様です。日本だけでなく、世界中で愛されています。
名前の由来は?
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ざっくりとした違いがわかりましたので、ここからは違いを詳しく追っていきましょう。はじめは名前の由来から紹介していきます。名前にはどのような背景があるのか、どこの国の言語からつけられたのかなど一緒に見ていきましょう。
カサブランカ:モロッコの都市名から名付けられた
1975年頃に作られたカサブランカは、モロッコの都市名から名付けられています。当時、植物に都市の名前をつける場合が多かったため、同じように名付けられたのでしょう。カサブランカはスペイン語で、白い家という意味があります。大きくて真っ白な花からは、白い家が連想できますね。
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