
今回は世界各地で多数の種類があるベーグルとパンの違いを、それぞれの起源から合わせて確認しつつ、専業主婦歴10年のパン好きライターささき葵と一緒に解説していきます。

ライター/ささき葵
評判のパン屋さん巡りをしては大量のパンを買い込んでしまうパン好きライターで、子ども3人を育てる専業主婦。栄養の高さや身体によいという食品を、なんでも料理に取り入れている健康オタクでもある。
ベーグルとパンの違いは原材料と製造工程!

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ベーグルは穴の空いた丸い型が印象的で、おしゃれな専門店もあるくらい人気がありますよね。ベーグルはパンの一種なのですが、普通のパンとは少し異なります。その違いは原材料と製造工程にありました。
ベーグルとパンの原材料の違い
ベーグルとパンは基本の材料は同じですが、比べると異なる点があります。
ベーグルの原材料
小麦粉・塩・砂糖・イースト・水
パンの原材料
小麦粉・塩・砂糖・イースト・水・卵・牛乳・バター
通常、パンには乳製品の卵や牛乳、油脂のバターなどが加えられており、乾燥しにくくしっとり感のある生地を保つ効果があります。
それに比べてベーグルは、乳製品や油脂が一切入っていないのです。
ベーグルの製造工程
ベーグルの作り方は生地を練った後に形成し、一次発酵させたあとにお湯で茹でてから焼き上げます。
1回の発酵にすることで膨らみを抑えた中身の詰まった生地になり、茹でることで表面にデンプンの膜を作るので、焼くと表面はツヤやかで硬く中はモチモチっとした食感に仕上がるのです。
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